試合速報
2004年 第15戦
2004/8/1 東京健保大宮運動場
プレ・シーズンゲーム M−1戦(初対戦)
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 Result
M−1 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2
ジュピターズ 0 3 0 0 0 0 1 0 X 4
★勝利 仁上 6勝2敗   ★勝利打点 なし
★三塁打 西浦        ★二塁打 則 西浦

合宿直前試合は好守連続の締まったゲーム!
仁上、9安打ながらも粘りのピッチングで今季初完投勝利!
魅せた!高橋脅威の強肩!見事なレーザービーム!
手塚12試合連続ヒット!負けずに西浦マルチヒットで打率争い白熱!
夏プレ・シーズンゲーム6連勝で合宿へ突入だ!

翌週に通算13回目の合宿を控え、合宿前最後のプレ・シーズンゲームである。この日の気温も軽く30度オーバーであるが、先週の試合に比べると心地よい風も吹き、だいぶ楽に臨めた。今日の対戦相手は珍しくジュピターズよりも平均年齢の高そうなチーム。老獪な相手に最後まで集中力を持って戦えるか真価が問われた。
先発の仁上は最初から完投を意識していた。今季これまで7試合に先発しながらも、継投というチーム事情もあるが、まだ1度も最後までマウンドに残っていたことがない。エースのプライドを賭け今季8度目の先発マウンドに登った。しかし球威、キレとも本調子には遠く、毎回ランナーを背負う苦しいピッチング。だが暑い中でも集中していた守備陣の好守もあり5回まで失点を許さなかった。特に5回二死一塁の場面、リードの大きな一塁ランナーに対し捕手・則が牽制を投げるがボールが高くライト横まで転がりランナーは二塁を蹴って三塁まで走っていく。二塁を回るまで、あえてボールを拾わなかったライト高橋はランナーが二塁を蹴ったのを確認すると同時にボールを拾い、すかさず三塁へ矢のような、まさにレーザービーム送球。これが三塁手・手塚のグラブへストライクで入り、二塁を回ってきたランナーは楽々タッチアウト。高橋の魅せる脅威の強肩が仁上を助けた。
ジュピターズは2回に手塚、高橋のラッキーな連打の後、敵失で先制。さらに則が2点タイムリーを放ち3点を奪うが、その後は毎回ランナーを出すものの決め手を欠き追加点を奪えずにいた。逆に6回、それまで味方の好守と粘りのピッチングで失点を許さなかった仁上が連打を含む3安打を浴び2点を返され、尚も一死一塁のピンチ。しかしここで6−4−3と綺麗なダブルプレーでピンチを免れる。8回にも一死二塁から再びダブルプレーで相手のチャンスの目を摘み取った。
1点差とされたジュピターズは7回、一死二、三塁のチャンスに、ここまで記録を読み返してみると実に27打席ノーヒットとチームワースト記録を更新してしまった昨年MVPの鈴木だったが、この打席はしぶとくセンター前に落とし28打席ぶりのヒットで貴重な追加点を挙げた。これをきっかけに後半戦は昨年のような爆発を期待したい。
鈴木が挙げた追加点により2点差のまま試合は終盤へ。マウンドの仁上は今季初完投勝利に向け尻上がりに調子を取り戻す。また守備陣も最後まで集中が途切れることなく、最終回も二塁手・菊池、三塁手・鈴木の好守もあり結局、合宿直前のプレ・シーズンゲームは珍しく少ない得点でもある4−2と競い勝ち。前試合につづき猛暑の中でも集中力、粘り強さが最後まで持続し、逃げ切り勝利を挙げた。非常にチーム状態の良いまま翌週の夏合宿に突入できそうだ。



名前 打席 打数 安打 打点 四球 三振 盗塁 失策 通算
打率
1 2 3 4 5 6 7 8
4 菊池 4 4 0 0 0 0 0 0 .250 三ゴ 遊失 投飛 左飛
6 伊藤 4 4 0 0 0 0 0 0 .074 三ゴ 三ゴ 左飛 中飛
3 西浦 4 4 2 0 0 0 0 0 .467 右飛 左2 中3 投ゴ
5D 手塚 3 3 1 0 0 0 1 0 .477 左安 野選 投ゴ
9 高橋 3 2 1 0 1 0 1 0 .348 左安 捕飛 四球
7 佐藤 3 3 1 0 0 0 0 0 .276 投失 投ゴ 投安
2 3 3 2 2 0 0 1 1 .242 中2 遊ゴ 中安
D5 鈴木 3 2 1 1 1 0 2 0 .068 三飛 四球 中安
8 田辺 3 3 0 0 0 1 0 0 .222 中飛 右飛 三振
1 仁上 3 3 0 0 0 1 0 0 .143 遊ゴ 投飛 三振
D 後藤 3 2 0 0 1 2 0 0 .125 三振 三振 四球
合計 36 33 8 3 3 4 5 1 .262 試合時間2時間10分


  名前 イニング 打者 安打 三振 四死 自責 防御率 投球数
仁 上 9 35 9 5 3 2 1.65 124