試合速報 | |||||||||||
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2006年 第13戦 | |||||||||||
2006/8/20 | 東京健保大宮運動場 | ||||||||||
プレ・シーズンゲーム | T-FINAL戦(過去の成績2勝1敗) | ||||||||||
Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | Result | |
ジュピターズ | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 4 | 0 | 0 | 1 | 9 | |
T-FINAL | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
★勝利 高橋 1敗3S ★本塁打 岡村 ★三塁打 西浦 則 ★二塁打 則 岡村 |
灼熱の夏合宿から2週間、太陽の下で鍛え上げられて真っ黒に日焼けしたナインは大宮の地に集まった。いよいよSリーグ再開を1週間後に控え、夏場最後の練習試合である。Sリーグ前半終了後、ここまで練習試合の対戦成績は3勝1敗。先週の夏合宿での栃木県一部所属チームに負けた以外は勝利を重ねていた。夏のプレ・シーズンゲーム最後の相手は今年3月の開幕戦で黒星を喫したT-FINALとのリベンジマッチ。Sリーグで悲願の優勝を狙うからには春先の借りを返しておく必要があった。 この日も真夏の太陽が容赦なく照り付ける。しかし時折、風もあり合宿での暑さに比べれば可愛いものである。9イニング制の長丁場、翌週からのSリーグ再開に向けての試金石となる夏場最後の練習試合はいきなり派手な始まりかたをした。先頭の岡村の振りぬいたバットに弾かれた白球は左翼手の頭上を越える。駿足を駆って岡村は全てのベースを踏んだ。いきなり岡村の先頭打者ホームランが飛び出し先制。4回には敵失で出塁した後藤を塁に置き岡村の打球を相手守備がフィルダースチョイスで難なく追加点。5回にも四球でランナーを出し、足でかき回し撹乱し乱れの出た相手守備陣を尻目にノーヒットで2点を奪う。6回には岡村のツーベースを皮切りに手塚や西浦のタイムリーで4点を追加した。 今季2度目の先発となった高橋はチーム事情により今年はストッパーでの登板が多かったこともあるが、ここまでまだ0勝だった。この日は最初からストライク先行でテンポのある小気味良いピッチングを披露。3月の開幕戦で仁上が13安打を浴びた相手打線から三振の山を奪っていく。3回にヒットと味方のエラーなどで三塁ベースをランナーに踏まれてしまうが、三塁を踏ませたのはこの一度だけであり、その後はピンチらしいピンチもなく相手の早打ちにも助けられスイスイと8回まで到達した。 9回に則のスリーベースに西浦の犠牲フライで1点を追加して9−0のまま最後の守りへ。マウンドの高橋は先頭打者の使っていた木製のバットを真っ二つにへし折った。折れた分だけ打球がつまってセンター前へヒットとなるが、ここにきても球速の衰えず、変化球はキレまくっていた。その後、後続を簡単に打ち取ってゲームセット。高橋は今季初勝利を9イニング完封勝利という最高の形で挙げ本領を発揮し、再開するSリーグでも先発に抑えに大車輪の活躍が予想される。この試合、9回を1人で投げきったが球数は僅か95球と少なく無駄なボールがなかった。その中でも奪った三振は12ヶ、打たれたヒットは散発4安打と完璧なピッチング。何より与えた四球は0である。しかし高橋らしく死球が3ヶもあるため無四球完封とはいかなかった。 打線、守備も暑さの中でも最後まで集中力を切らさなかった。ワンサイド気味になってきてからも貪欲に次の塁を狙う走塁、最後まで諦めない守備と夏合宿での練習の成果が出た試合であった。開幕戦に敗れた相手に対し、早めのリベンジが成功。そしていよいよ来週からはSリーグが再開し、順延がなければいきなり強豪フィッシャーズとの対戦となる。夏合宿で得た自信、この試合で出せた自信を三郷の地でも出すことができれば悲願の優勝はすぐ手が届くはずだ。 尚、チームタイトル各部門でも熾烈な争いとなってきた。前試合まで打率トップだった仁上が規定打席をはずれたので、この試合2本の長打を放った岡村が再びトップへ。開幕から打点独走の伊藤はこの試合も1打点を挙げるが西浦が3打点し6打点差まで迫ってきた。本塁打も伊藤、田辺の2本塁打に岡村が並んだ。誰が先に3本目を放つのか注目である。そして高橋がこの試合4盗塁を敢行し、ずっとトップを独走していた田辺をついに抜いて盗塁部門でトップに躍り出た。その高橋は全打席出塁して出塁率もトップである。 ここ5試合ほど岡村、高橋を1、2番で起用しているが5試合41打席中、2人で26度の出塁があり、出塁率は驚異の6割を超えている。また岡村、高橋1、2番コンビの5試合での盗塁数は17ヶもあり、最適の1、2番コンビが誕生したと言っていいだろう。あとは伊藤、手塚、佐藤、則、西浦などのクリーンアップを含む長打のある打者がチャンスを作った彼らをホームへ返してくれれば必然的に得点力は上がってくる。 チームメンバー全員が切磋琢磨して熾烈なタイトル争いを繰り広げ、残り僅かとなった今シーズンも最後まで駆け抜けよう! |
守 備 |
名前 | 打席 | 打数 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 失策 | 通算 打率 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
7 | 岡村 | 4 | 4 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | .379 | 左本 | … | … | 野選 | … | 右2 | 三振 | … | … |
1 | 高橋 | 4 | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 4 | 0 | .348 | 四球 | … | … | 中安 | … | 四球 | … | 中安 | … |
6 | 伊藤 | 4 | 4 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | .342 | 三振 | … | … | 三飛 | … | 三ゴ | … | 一飛 | … |
D9 | 手塚 | 4 | 4 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | .314 | 中安 | … | … | 三ゴ | … | 中安 | … | 三ゴ | … |
D2 | 佐藤 | 4 | 3 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .276 | 三振 | … | … | 遊ゴ | … | 四球 | … | … | 遊飛 |
2D | 則 | 4 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .265 | … | 中2 | … | … | 守妨 | 一飛 | … | … | 中3 |
3 | 西浦 | 4 | 2 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | .241 | … | 一直 | … | … | 四球 | 右2 | … | … | 中犠 |
8 | 田辺 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .192 | … | 捕飛 | … | … | 投失 | 三ゴ | … | … | 中飛 |
4 | 菊池 | 3 | 3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | .167 | … | … | 三振 | … | 三ゴ | … | 遊ゴ | … | … |
9D | 箕浦 | 3 | 3 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | .233 | … | … | 三振 | … | 投ゴ | … | 左安 | … | … |
5 | 長谷川 | 3 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | .250 | … | … | 右安 | … | 四球 | … | 左安 | … | … |
D | 後藤 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .107 | … | … | … | 遊失 | 三振 | … | 三振 | … | … |
合計 | 44 | 38 | 12 | 8 | 5 | 6 | 8 | 1 | .268 | 試合時間2時間 |
名前 | イニング | 打者 | 安打 | 三振 | 四死 | 自責 | 防御率 | 投球数 | |
○ | 高 橋 | 9 | 33 | 4 | 12 | 3 | 0 | 2.82 | 95 |