試合速報
2006年 第16戦
2006/9/10 三郷サンケイスポーツセンター
Sリーグ公式戦 クールナイツ戦
Team 1 2 3 4 5 6 7 Result
クールナイツ 2 0 3 2 0 X X 7
ジュピターズ 9 1 1 0 X X X 11
★勝利 長谷川 6勝1敗   ★三塁打 後藤

打線が沈黙の時はスランプのない足攻!
常に次の塁を狙う姿勢で16盗塁!
決めた!鈴木のホームスチール!高橋は5盗塁の荒稼ぎ!
満塁から後藤が走者一掃のスリーベース!
時間に救われなんとか逃げ切り勝利!
湿った打線に渇を入れろ!

先週、今年最後のメッシュユニフォームと書いたが、この日は残暑厳しく気温は30度を超える真夏日となった。再び夏用メッシュに身を包み、第八節の試合に臨む。ここまで5勝2敗の成績で3年連続での負け越しはすでになくなったものの、悲願の優勝のためには、もう1敗もできない剣が峰に立たされた状態は続く。第八節の相手は春の対戦で完封勝利を挙げているクールナイツだけに、スカッと快勝が期待された。
しかし初回に鉄壁の三遊間を誇る伊藤、鈴木に相次いで信じられないようなエラーが出て、いきなり2点を先制されてしまう。だがすぐその裏に先頭の高橋が死球、仁上も四球で出塁すると盗塁でチャンスを広げる。期待の3、4番の西浦、佐藤が倒れ二死となってから手塚も四球で満塁、さらに伊藤が死球でまず押し出しで1点を返す。その後、敵失が連続で続いて同点、逆転すると再び三者連続四球で押し出しで追加点、さらに満塁の場面でラストバッターの後藤の放った打球がレフト後方へ、塁上を埋めていた3人のランナーが相次いでホームイン。打った後藤も三塁を蹴ってホームへ向かうがホーム寸前のところで惜しくもタッチアウト。残念ながらグランドスラムにはならなかったが、走者一掃のスリーベースでこの回、二死から僅か1本のヒットで一挙に9点を奪った。
7月30日以来、満を持して先発マウンドに登った長谷川だが、本来の調子とは程遠く、ピリッとしなかった。毎回ランナーを背負う苦しいピッチングが続き、テンポの悪さが野手にも移ってしまい、いつもは起こらない様なエラーで点を与えてしまう。3回に3本の長短打を集中され3点、4回には2点を奪われる。しかしジュピターズも2回に手塚のタイムリー、3回には敵失の間に1点ずつ加え4回を終えて11−7とリードしたまま時間的に最終回となる5回の守りにつく。最後は仁上がヒットを打たれはしたものの無得点に抑え、なんとか時間に救われて逃げ切り勝利を挙げた。
2試合連続でふた桁得点となる11点を挙げながら、ヒットの数は僅か2本に留まった。先週、ふた桁安打した打線もこの日は湿っていた。しかし打線が沈黙している時はスランプのない足攻がチャンスを作り出す。常に次の塁を狙う姿勢を持ち続け、鈴木がホームスチールを敢行、高橋も全打席出塁しては走りまくり5盗塁、チーム合計16盗塁と足でかき回したことが勝利につながった。
この試合に勝利し、3年ぶりにSリーグ勝ち越しを決めたものの、薄氷を踏むような勝利だったと言えるので決して驕ってはいけない。打線の浮き沈みの激しさは気になるが、いよいよ次節は首位を行くゼファーズとの直接対決、いつも以上に集中して1試合完全燃焼で悔いのない戦いをしたい。



名前 打席 打数 安打 打点 四球 三振 盗塁 失策 通算
打率
1 2 3 4
72 高橋 3 0 0 0 3 0 5 1 .308 死球 四球 死球
91 仁上 3 1 0 0 2 0 2 0 .500 四球 四球 遊ゴ
3 西浦 3 3 0 0 0 1 0 0 .278 投ゴ 三振 一飛
27 佐藤 3 2 0 0 1 0 1 0 .316 投飛 三失 四球
D9 手塚 3 2 1 1 1 0 0 0 .273 四球 中安 中直
6 伊藤 2 1 0 1 1 0 0 2 .318 死球 遊直
5 鈴木 2 1 0 0 1 0 3 2 .182 遊失 四球
D 2 2 0 0 0 0 2 0 .225 三失 投飛
8 田辺 2 1 0 0 1 0 2 0 .226 四球 投失
4 菊池 2 1 0 0 1 1 0 0 .138 四球 三振
1D 長谷川 2 0 0 1 2 0 1 0 .229 四球 四球
D 後藤 2 2 1 3 0 1 0 0 .156 左3 三振
合計 29 16 2 6 13 3 16 5 .266 試合時間1時間40分


  名前 イニング 打者 安打 三振 四死 自責 防御率 投球数
長谷川 4 26 5 4 5 3 2.58 94
仁 上 1 5 1 0 0 0 3.19 15