悲願達成！Ｓリーグ第14回大会 優勝！
2002年の紅葉杯以来４年ぶりに覇権奪回！
仁上が意地と気迫の２安打完投勝利で大会MVPをGet！
最終成績８勝２敗 得失点差＋45！
１試合完全燃焼！全力の17年目に大きな勲章！
全員野球でつかんだ栄光の勝利！
| 試合速報 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2006年 第18戦 | |||||||||
| 2006/10/1 | 三郷サンケイスポーツセンター | ||||||||
| Ｓリーグ公式戦 | フラワーズ戦 | ||||||||
| Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | Result | |
| ジュピターズ | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | |
| フラワーズ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | |
| ★勝利 仁上 ５勝３敗 ★勝利打点 田辺 | |||||||||
1993年に友好６チームが集まり始まったＳリーグは完全なる手作りの私設リーグである。当初は春の春風杯、秋の紅葉杯と年間２大会が開催されていた。2002年の大会を最後に参加チームが４チームに減った翌年2003年より春風杯、紅葉杯と分けずに年間を通してのリーグ戦を開催。2004年から再び６チームに戻ったが年間を通した戦いが好評のために春風杯、紅葉杯は復活することはなかった。年間２大会制最後の2002年・紅葉杯に優勝して以来、ジュピターズは優勝から遠ざかっていた。毎大会優勝候補に挙げられながらも2003年は準優勝、2004年、2005年は負け越しながらの第三位と屈辱を味わってきた。よって今年に賭ける意気込みは並々ならぬものがあり、「１試合完全燃焼」の今季スローガンの下、最初から優勝しか考えずに大会に臨んだ。前半５試合を４勝１敗の首位で折り返し、夏合宿や夏のPSGで鍛え、後半戦に臨んだものの、いきなり後半初戦で痛恨の黒星を喫し首位陥落。このまま例年のようにズルズルと落ち込むと思いきや今年は違った。黒星を喫した翌週の試合では大量21点を奪い、さらに相手を完封。その翌週も勝利し実に３年ぶりの大会勝ち越しを決める。そして先週の首位との直接対決。負けた時点で相手の優勝が決まるという大一番に奇跡を起こした。主砲の劇的な逆転サヨナラホームランで直接対決を制し、再び首位に返り咲き。そして今日、運命の最終節を迎えることとなった。この試合に勝利しなければ先週の劇的な勝利は無駄になってしまう。緊張が張り詰める中で試合は開始された。 先発マウンドには、ここ２試合、先発に失敗し連敗している仁上をあえて送った。2002年・紅葉杯で優勝を決めた試合、仁上は胴上げ投手になったが、なんとそのプレッシャーのかかる試合でノーヒットノーランを達成している。数々の修羅場をくぐり抜けた経験に賭けての先発だった。初回、いきなり二者連続三振と最高の立ち上がりを見せたが、二死より味方のエラーでランナーを背負った状況でタイムリーを打たれて先制されてしまう。 いきなり１点を追いかける状況になったジュピターズ打撃陣だが直後の２回表に一死から四球、敵失、四球、敵失と相手の拙守に助けられ簡単に同点にさせてもらうと、続く田辺も押し出し四球を選んで逆転に成功。さらに満塁から伊藤がＳリーグ打点王を決める２点タイムリーを放って、この回一挙に４点を奪った。さらに３回には同じく四球と敵失により１点を献上してもらい５対１とリードを広げた。 初回に１点を許した仁上だったが、２回以降は失いかけていたエースの称号を取り戻したかのような見事なピッチングを披露。３回に味方の２つのエラー等で二死満塁のピンチを迎えるが気迫で打者を三振にとってガッツポーズすら見せる余裕も出ていた。試合中盤から終盤はジュピターズも代わった投手を打ちあぐね、追加点を奪えず完全なる投手戦の様相となり、そうなると序盤で奪った４点差が大きくモノを言った。長谷川も高橋も控えているために最初から飛ばしていた仁上だったが、ついに最後まで投げきってしまった。結局、仁上は７回をわずか99球、２安打７奪三振の快投で見事にチームに優勝をもたらすとともに４年ぶりの胴上げ投手となった。 この試合、いつものビッグバン打線は影を潜めたが相手からもらったチャンスをキッチリとモノにできる勝負強さは健在、わずか２安打ながらも５得点。得失点差で＋４を追加してゼファーズの試合の行方を待つこととなった。そしてゼファーズが２対０で勝利した瞬間、ジュピターズの４年ぶりの優勝が決まった。最終成績はジュピターズ、ゼファーズとも８勝２敗だが得失点差はジュピターズがゼファーズを大きく引き離した。2002年の紅葉杯以来、４年ぶり７度目の優勝。年間を通しての大会となってからは初の優勝であり、さらに15周年記念ユニフォームを着て初めての優勝でもある。まさに全力の17年目に相応しく「１試合完全燃焼」を全員で実践した今大会だった。それがこの結果に結びついたと言える。 閉会式で今大会のMVPにチーム最多の４勝を挙げ胴上げ投手にもなった仁上が選ばれた。尚、各チームより１名選出されるMIPに全10試合、投打に走塁に活躍した高橋が選ばれた。 過去14年の間、Ｓリーグは開催されてきたが、後半５試合が雨天順延なく順調に消化されるのは珍しいことである。今大会はリーグ史上、最も早く閉幕する大会となった。まだ秋の深まりのない三郷の空に後藤代表とMVP仁上の体が宙を舞った。優勝おめでとう！ |
| 守 備 |
名前 | 打席 | 打数 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 失策 | 通算 打率 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 9 | 岡村 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .410 | 遊ゴ | … | 二失 | … | … | 遊飛 | … |
| 7 | 高橋 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | .313 | 三振 | … | 一失 | … | … | … | 三振 |
| 1 | 仁上 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .448 | 三振 | … | 三振 | … | … | … | 二飛 |
| D | 佐藤 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .295 | … | 三ゴ | 遊飛 | … | … | … | 遊ゴ |
| D | 手塚 | 2 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | .298 | … | 四球 | … | 中安 | … | … | … |
| 3 | 西浦 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | .250 | … | 一失 | … | 二ゴ | … | … | … |
| 2 | 則 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | .209 | … | 四球 | … | 三併 | … | … | … |
| 5 | 鈴木 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | .200 | … | 一失 | … | … | 遊ゴ | … | … |
| 8 | 田辺 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 3 | 0 | .242 | … | 四球 | … | … | 四球 | … | … |
| 6 | 伊藤 | 2 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | .313 | … | 左安 | … | … | 遊飛 | … | … |
| 4 | 菊池 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .125 | … | 三振 | … | … | 二飛 | … | … |
| D | 長谷川 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .205 | … | 三振 | … | … | … | 一ゴ | … |
| D | 箕浦 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .206 | … | … | 投飛 | … | … | 右失 | … |
| D | 後藤 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .147 | … | … | 四球 | … | … | 三振 | … |
| 合計 | 32 | 27 | 2 | 3 | 5 | 7 | 5 | 4 | .259 | 試合時間1時間35分 | |||||||
| 名前 | イニング | 打者 | 安打 | 三振 | 四死 | 自責 | 防御率 | 投球数 | |
| ○ | 仁 上 | 7 | 28 | 2 | 7 | 1 | 0 | 2.73 | 99 |
