| 深夜より早朝に雨が降ったため試合開催が心配されたがグランド付近は早めに雨が上がったために、ほとんど降雨の影響はなく無事に今季11試合目は行われた。早くも今季の折り返し地点である。しかしチームは前試合を引き分けたために、５月13日のＳリーグ第三節に勝利して以来、勝ち星に恵まれていない。ここまで10戦し、５勝４敗１分と苦しい戦いが続いている。今週から夏合宿直前まで三週連続となる大宮９イニング制の過酷な連戦が続くが連戦初戦のこの試合も厳しい戦いとなってしまった。 第７戦のＳリーグ第五節ゼファーズ戦より右手薬指のケガのためにチームを離れていた高橋が久しぶりに参加。昨年のチームMVPでもある高橋の復帰はナインにも活気を与えた。その高橋はケガの回復具合を確かめるため志願の先発登板、いきなり先頭打者に死球をぶつけ、盗塁を許した後にタイムリーを打たれたものの球威、キレとも申し分なく、ケガの影響を感じさせない投球を披露した。２回、３回は無失点で抑えたが球数が50球を超えた頃から相手打線につかまり、自らの牽制悪送球や味方のエラーもあって５回を投げ終え６安打４失点であったが完全復活へ手ごたえを感じる内容であった。 先制されたジュピターズは毎回ランナーを出すものの１本が出ずに苦しんでいた。２回は無死から手塚が内野安打で出塁するも後続が簡単に倒れる。３回には仁上が四球で出塁し盗塁で無死二塁のチャンス。一死から新宿一部リーグで活躍している助っ人の有田が右中間を破る二塁打を放つが仁上のスタートが悪く三塁で止まってしまい、その後が続かずに結局、無得点に終わる。二塁ランナーの仁上は飛球が捕球されると思い、それならタッチアップを狙おうと二塁ベースに帰塁してしまったのか、ハーフリードを怠ったボーンヘッドである。さらに５回は先頭の佐藤が左中間を破る大きな当たりを放つが相手守備の中継が良く二塁を周ったところで挟殺されてしまう。その後の打者にヒットや四球が出たため得点機を自ら逃すチグハグな攻撃となってしまった。さらにチグハグな攻撃はこれだけで終わらず、８回には先頭の北島が執念のヒットで出塁。一死となるが二盗を仕掛け一死二塁のチャンスを作る。しかし手塚のサードゴロの時に三塁を狙おうと焦って飛び出し二、三塁間に挟まれあえなく挟殺され、その間に二塁を狙った手塚も憤死。この場合、挟まれた北島は打った手塚を楽々二塁へ生かすために挟まれながらも粘らなければいけなかったが、呆気なくタッチアウトとなったために手塚も道連れにしてしまうボーンヘッドである。 ６回より高橋に代わりマウンドに登った仁上はランナーを出すものの要所を締めて味方の反撃を待ったが、最終回に１点を失い５対０のまま、いよいよ最後の攻撃を迎えるが、アッという間にツーアウト。しかし菊池がセンター前に弾き返し最後の粘りを見せると仁上、長谷川が連続四球で二死満塁と最後のチャンス。ここで一打席目に二塁打を放っている助っ人有田の当たりにベンチは盛り上がったが、センターへの飛球となりゲームセット。今季初めての９イニング制の試合だったが無残にも完封負けを喫してしまい、これで引き分けを挟んで５連敗。開幕５連勝で築いた貯金は消滅してしまった。また、この試合で今季３試合目の完封負けであるが、１シーズンのうち３試合も完封負けを喫したことは1990年より18シーズン目で初めての屈辱である。 この試合、完封負けを喫する要素はなかった。またエラー絡みの失点が多かった。攻撃では４度、先頭打者が出塁し何度も得点機はあったが、明らかに集中不足である。特にランナーが焦りで次に何をすべきかを頭で整理することなく動いて失敗している場面が多く見られた。もっと余裕を持ってプレーに集中していれば犯すことのない間違いである。守備でも普段ならミスをしないようなエラーが多く、それが失点につながっていた。ちなみに相手チームはノーエラーであった。練習試合は結果より内容が大事であるが反省しなければいけない内容ばかりの試合だった。 例年なら梅雨明けの時期であるが関東地方はいまだ梅雨明け宣言が出ていない。我がチームの梅雨明けはいつになるのか？次こそは気合いを入れ直して集中し、もちろん楽しむことも忘れずに連敗脱出を目指そう。 |
| 守 備 |
名前 | 打席 | 打数 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 失策 | 通算 打率 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
| 5 | 鈴木 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | .211 | 三振 | … | … | 遊飛 | … | … | 四球 | … | … |
| 18- | 高橋 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | .222 | 中安 | … | … | 遊飛 | … | … | 遊飛 | … | … |
| 2 | 北島 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .350 | 投ゴ | … | … | 投ゴ | … | … | … | 右安 | … |
| 7 | 佐藤 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .360 | 二飛 | … | … | … | 中２ | … | … | 中飛 | … |
| D | 手塚 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .160 | … | 遊安 | … | … | 三ゴ | … | … | 三ゴ | … |
| D26 | 則 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | .222 | … | 捕飛 | … | … | 中安 | … | … | … | 三振 |
| 3 | 西浦 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | .211 | … | 三飛 | … | … | 四球 | … | … | … | 遊飛 |
| 4 | 菊池 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | .167 | … | 一飛 | … | … | 捕飛 | … | … | … | 中安 |
| 81 | 仁上 | 3 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 2 | 0 | .067 | … | … | 四球 | … | … | 三振 | … | … | 四球 |
| D8 | 長谷川 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | .250 | … | … | 三振 | … | … | 三振 | … | … | 四球 |
| 62 | 有田(助) | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | --- | … | … | 右２ | … | … | 三振 | … | … | 中飛 |
| 9 | 金子(助) | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | --- | … | … | 三振 | … | … | … | 三振 | … | … |
| D | 後藤 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .190 | … | … | 三振 | … | … | … | 投ゴ | … | … |
| 合計 | 37 | 32 | 7 | 0 | 5 | 9 | 6 | 5 | .228 | 試合時間2時間30分 | |||||||||
| 名前 | イニング | 打者 | 安打 | 三振 | 四死 | 自責 | 防御率 | 投球数 | |
| ● | 高橋 | 5 | 26 | 6 | 5 | 3 | 2 | 1.02 | 83 |
| 仁上 | 4 | 18 | 3 | 4 | 2 | 0 | 2.56 | 59 |
