試合速報 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2008年 第7戦 | |||||||||||
2008/7/6 | 夢の島運動場 | ||||||||||
プレ・シーズンゲーム | 横浜ウィルス戦 | ||||||||||
Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | Result | |
横浜ウィルス | 0 | 0 | 2 | 2 | 4 | 0 | 1 | 2 | 0 | 11 | |
ジュピターズ | 3 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | |
★敗戦 長谷川 2勝1敗1S |
6月22日に行なわれる予定だった夏のプレ・シーズンゲーム初戦を雨で流したため、この試合が今季夏のプレ・シーズンゲーム初戦となった。まだ関東地方の梅雨は明けていないため、湿度の高い空気がジメジメと肌にまとわりつく。しかし気温は今年最高の30℃オーバー。立っているだけでも発汗してくる厳しい状況で9イニング制の試合である。さらに、この試合にはジュピターズが誇る鉄壁の外野レギュラー陣の佐藤、田辺、箕浦が偶然にも3人とも欠場。今季最少人数の11名で長丁場の試合を戦うことを余儀なくされた。 しかし初回、いきなり先頭の伊藤がヒットで出塁すると北島、鈴木と連続四球を選んで無死満塁のチャンス。ここで佐藤欠場のために久しぶりに4番に起用された手塚も押し出しの四球を選んで難なく先制点を挙げる。続く西浦が技ありの流し打ちで北島、鈴木がホームを踏んで2点を追加。さらに無死満塁のチャンスは続いたが、後続は呆気なく倒れて初回は3点止まりだった。2回には先頭の金子が死球で出塁し、二盗、三盗でチャンスを広げ、続く後藤も四球&盗塁で無死二、三塁として打順は早くも一番の伊藤へ。伊藤は期待に応えて2打席連続ヒットを放ち金子が生還。後藤も三塁を蹴るが外野からの好返球でホーム手前で憤死したが1点を追加し4点のリードとした。 先発の長谷川は初回、2回とテンポ良く投げ、相手打線をノーヒットに抑えるものの3回に突如良かったテンポが乱れ一死から三者連続四球を与えてしまう。ピッチャーのテンポが悪くなると守備陣にも影響が出てしまい、満塁からエラー絡みで2点を与えてしまった。続く4回も簡単に二死まで獲るが四球、ヒット、四球と再び満塁のピンチを招き、簡単にストライクを取りにいった甘いボールを弾き返され2点を献上し同点に追いつかれてしまう。5回はこの試合2度目となる三者連続四球でいきなり無死満塁のピンチ。続く打者の打球はボテボテの投手前へのゴロだが、これが内野安打になってしまう不運で逆転されてしまう。なんとか二死まで獲るものの次打者の打球はセンター仁上のグラブの上をかすめる当たりで3人のランナーが相次いでホームを踏み、打ったバッターも三塁を蹴るが、ボールは仁上から鈴木、鈴木から則へ渡りホーム寸前でタッチアウト。しかし、この回4点を失い逆に4点のビハインドとなってしまった。 4点を追いかける形となってしまったジュピターズは、その裏、先頭の伊藤が敵失で出塁、北島の内野ゴロで二塁へ達し、鈴木がセンター前に弾き返して伊藤が生還。さらに連続ワイルドピッチで鈴木は難なく三塁へ。手塚が四球を選び、続く西浦は三振に倒れるものの振り逃げが成功して一死満塁とチャンスを迎えた。さらに則が押し出し四球で1点を返し、満塁のチャンスは続くものの長谷川、菊池と早打ちで簡単に倒れて2点止まりだった。 6回から仁上がマウンドに登る。6回は無難に三者凡退に抑えたが7回、二死から仁上に代わってセンターに就いた長谷川が平凡なセンターフライを後逸してしまい一気にバッターは三塁へ達し、次打者の内野安打で生還させてしまい1点を与えてしまう。8回には二者連続四球とワイルドピッチで無死一、二塁のピンチを招いた後に投手ゴロを自らエラーしてしまい簡単に1点を献上。その後も内野ゴロの間に1点を与え、ついに点差は5点となってしまった。 5回に2点を奪ってからのジュピターズ打線はまったく機能してしなかった。相手からの四球や暴投、盗塁などでスコアリングポジションまでランナーを進めるものの、打線のつながりが全く見られず簡単に早打ちが目立ち内野ゴロ、特に投手ゴロの山を築く。最終回も先頭の後藤が四球で出塁し、暴投や盗塁で三塁まで進むが得点に結びつくことはなく、結局、11対6で今季初黒星を喫してしまった。 この試合、外野レギュラー陣が不在とはいえ、初回から9回まで三者凡退は1度もなく相手投手から合計16四死球などで毎回ランナーを出していたが、打線が不発で残塁数は15とチャンスを生かすことができなかったことが敗因のひとつである。特に相手投手が苦しんでいるのに早打ちで助けてしまう場面が多かった。逆にこちらの投手陣が与えた四球12ヶを相手は確実に得点に結び付けていた。ジュピターズのように早打ちをせずに追い込まれるまで待っていた。この日のように蒸し暑さで集中力の持続が難しい試合では四球の多さで試合のテンポが悪くなるが、それを克服することが重要である。簡単な早打ちを繰り返していたジュピターズは残念ながら克服できていなかった。これからはさらに暑い日が続く。どんな状況でも集中力を持続させられる精神的な強さが必要になってくる。 |
守 備 |
名前 | 打席 | 打数 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 失策 | 通算 打率 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
6 | 伊藤 | 5 | 4 | 2 | 1 | 1 | 0 | 2 | 1 | .286 | 左安 | 左安 | … | … | 右失 | 四球 | … | … | 投飛 |
2D | 北島 | 5 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | .167 | 四球 | 投ゴ | … | … | 投ゴ | 投ゴ | … | … | 四球 |
5 | 鈴木 | 5 | 3 | 1 | 1 | 2 | 2 | 0 | 0 | .158 | 四球 | … | 死球 | … | 中安 | … | 三振 | … | 三振 |
7 | 手塚 | 5 | 2 | 1 | 1 | 3 | 0 | 4 | 0 | .583 | 四球 | … | 四球 | … | 四球 | … | 遊安 | … | 中飛 |
3 | 西浦 | 4 | 4 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | .300 | 左安 | … | 二ゴ | … | 振逃 | … | 投飛 | … | … |
D2 | 則 | 4 | 3 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 | .333 | 遊ゴ | … | 三振 | … | 四球 | … | 三振 | … | … |
18 | 長谷川 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .278 | 右飛 | … | … | 二ゴ | 投ゴ | … | … | 三振 | … |
4 | 菊池 | 4 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | .211 | 投ゴ | … | … | 四球 | 投ゴ | … | … | 投ゴ | … |
81 | 仁上 | 4 | 3 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | .200 | … | 三振 | … | 投ゴ | … | 投ゴ | … | 四球 | … |
9 | 金子 | 4 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | .167 | … | 死球 | … | 四球 | … | 二ゴ | … | 投ゴ | … |
D | 後藤 | 4 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | .184 | … | 左安 | … | 遊ゴ | … | 死球 | … | … | 四球 |
合計 | 48 | 32 | 5 | 6 | 16 | 7 | 11 | 3 | .257 | 試合時間2時間45分 |
名前 | イニング | 打者 | 安打 | 三振 | 四死 | 自責 | 防御率 | 投球数 | |
● | 長谷川 | 5 | 28 | 4 | 2 | 9 | 6 | 3.89 | 123 |
仁 上 | 4 | 19 | 2 | 3 | 3 | 0 | 1.40 | 85 |