試合速報 | |||||||||
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2013年 第4戦 | |||||||||
2013/5/12 | 三郷サンケイスポーツセンター | ||||||||
Sリーグ公式戦 | フラワーズ戦 | ||||||||
Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | Result | |
フラワーズ | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | X | 4 | |
ジュピターズ | 4 | 0 | 2 | 2 | 1 | X | X | 9 | |
★勝利 仁上 2勝 ★セーブ 鈴木武 1S ★勝利打点 佐藤 ★三塁打 佐藤 ★二塁打 佐藤 |
低気圧の影響で関東地方は前日の昼前から、ほぼ1日中、雨だったために試合開催が危ぶまれた。中には早々とグランドコンディション不良のため順延と思って夜更かしをしてしまった者もいた。しかし、数年前にグランドの土を水捌けの良い土に入れ替えた三郷のグランドは、多少ぬかるんでいたものの、試合をするには全く問題なかった。この日の三郷地区の最高気温は27度と夏日を記録。前日の雨とは一転、照りつける太陽の下での試合となった。 この日、Sリーグ第21回大会の第二節は、ジュピターズにとってSリーグ通算200試合目を数えた。Sリーグが設立した1993年の第1回春風杯の第一節から足掛け21年間、1試合も休まず参加。(相手の人数不足による不戦勝試合7試合があるが、三郷のグランドには集合し、練習試合を決行)そして、ついに200試合目となった。節目となるメモリアルな試合に今季最多の15選手が集結。結婚や引っ越しのために欠場が続いた三輪や、開幕前のミニゲームで負傷した箕浦も無事に2013年シーズンの開幕となった。そして対戦相手もジュピターズ同様、Sリーグ設立時から参加し、通算200試合目を迎えたフラワーズである。気温がグングンと上昇していく中、ジュピターズ、フラワーズ双方にとって記念すべきSリーグ200回目のプレイボールとなった。 先発の仁上は初回、先頭打者を浅いセンターフライに打ち取るが、田辺が目測を誤り1度はグラブに入れながらも落球。不運なランナーを出すと次打者には一、二塁間を破られ、いきなり無死一、二塁のピンチを迎える。しかし3番、4番を内野ゴロに打ち取り二死二、三塁としたが続く打者にセンター前に弾き返され先制点を与えてしまった。 早くも1点を追いかける展開となったが、直後の1回裏、先頭の岡村が四球から二盗、続く高橋も四球を選んで相手チーム同様、無死一、二塁のチャンス。続く三輪が倒れた後、4番の則が鮮やかにセンター前に運んで二塁ランナーの岡村が三塁も蹴って生還。早々に同点に追いつくと続く佐藤が強烈に右中間を深々と破るスリーベースを放ち、高橋、則が長躯ホームインで逆転に成功。さらに手塚がタイムリーで続いて佐藤がホームを踏み、クリーンアップトリオの連続タイムリーで4点を奪った。 すぐに打線に助けられリードを貰った仁上だったが2回、先頭打者をヒットで出塁させ、続く打者は三振を奪うが、下位打線に連続四球を与え一死満塁としてしまう。次打者はショートゴロに打ち取ったが、バックホームを迷った伊藤が一塁へ悪送球、この間に2者が生還し1点差に詰め寄られてしまった。3回にも先頭打者にヒットを打たれ、さらに二盗も許しスコアリングポジションにランナーを進めてしまうが、次打者を外野フライに打ち取り一死。だが次打者にはライト前に打たれピンチを広げたかと思った瞬間、右翼手の岡村が打球をワンバウンドで捕球し、すぐさま一塁手の三輪へ送球。三輪のファーストミットにボールが納まった時にはバッターランナーは一塁に到達していなかった。楽々とライトゴロアウトが成立。二塁ランナーも三塁を回ることができずピンチを救う大きなプレーだった。 追加点の欲しいジュピターズはその裏、一死から箕浦、後藤が連続四球で出塁。打順は1番に戻り、岡村も四球で無死満塁と絶好の大チャンス。ここで高橋がライト前にタイムリーを放って1点追加。さらに三輪のサードフライがインフィールドフライ宣告となり三輪自身はアウトとなるが、三塁手が落球。この間に1点が入ってリードを再び3点差に広げた。さらに4回には先頭の佐藤が再び強烈な二塁打。手塚がサードへの内野安打で出塁。松本が死球をぶつけられ無死満塁。伊藤の内野ゴロでホームフォースアウトとなりランナーが入れ替わるが、続く田辺が粘って押し出し四球を選び、さらに菊池がセンター前へテキサスヒットを放って、この回も2点を追加、3対8とリードを5点に広げた。 4回の仁上は2者連続三振を含む3者凡退で相手打線を退けマウンドを降りた。そして5回から新入団の鈴木(武)がリーグ戦初めてのマウンドに登った。この試合、それまで三塁を守り、堅実な守備を見せていた鈴木(武)だったが、リーグ戦初登板の緊張からか、立ち上がりは制球に苦しみ、なんと3者連続四球を与え無死満塁のピンチを招いてしまう。しかし次打者は内野フライに打ち取り、さらに続く打者も浅いライトフライに打ち取るが、この回からライトの守りに就いた仁上がこれを落球し1点を献上してしまう。なおも満塁のピンチは続き、次打者の打球は浅いライトとセンターの間へ。右翼手が捕るか中堅手が捕るか迷う当たりであったが、これをライトからセンターの守備に代わっていた岡村が判断良く猛ダッシュで見事に捕球。ランナーも動くことができず岡村の好守備で二死とし、続く打者はピッチャーゴロに打ち取り、リーグ戦初マウンドの鈴木(武)はピンチを招いたものの最少失点(自責点なし)で切り抜けた。 仁上の落球により1点を献上してしまった直後の5回裏、一死から北島、箕浦の連打と岡村が3打席連続となる四球で出塁し一死満塁。ここで高橋が押し出し死球で献上した分の1点を返してもらい再び5点差のまま時間的最終回となる6回へ。2イニング目となる鈴木(武)は先頭打者に四球を与え、早くもこの試合4ヶ目の与四球となったが、続く打者を抜いたボールでリーグ戦初の三振を奪い、さらに次打者は平凡なセカンドフライ。菊池がガッチリ捕球し二死とすると一塁ランナーが大きく塁を離れていた。どうやら二死と勘違いして走っていたようで、菊池は落ち着いてファーストへ送球しダブルプレーが完成。その瞬間にゲームセット。夏日の太陽の下で行われたSリーグ通算200戦目は打線がつながり効果的に得点を挙げることができ見事な勝利となった。中でも長距離砲の佐藤が本領を発揮したのは今後、対戦チームにとって大きな脅威になるはずである。先発の仁上も前回の登板に比べると球威も制球も悪かったが、悪いなりに上手く試合をコントロールしていた。さすがエースの貫録である。さらにクローザーとしてリーグ戦初登板を果たした鈴木(武)は、リーグ戦独特な緊張感からか、なかなか制球が定まらなかったが、バックの好守にも助けられ見事に初セーブを挙げた。これからの投球に期待したい。 これで、まだ二節を終えただけではあるが、今大会唯一の2連勝で早くも単独首位に立つことができた。しかし覇権奪回への道はまだまだ長くて険しい。単独首位という座に驕らず、これからも楽しみながら勝利を目指していこう。ちなみにリーグ戦通算200戦目を終えた時点でのジュピターズのSリーグ通算成績は134勝56敗10分、勝率は.705。もちろん既存6チーム中1番の成績であり、唯一勝率が7割を超えている。これからも、この勝率を上げていけるよう頑張ろう。 |
守 備 |
名前 | 打席 | 打数 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 失策 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
98 | 岡村 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 四球 | … | 四球 | … | 四球 |
D | 高橋 | 3 | 1 | 1 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 四球 | … | 右安 | … | 死球 |
3 | 三輪 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 右飛 | … | 三飛 | … | 三ゴ |
D2 | 則 | 3 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 中安 | … | 遊ゴ | … | 投ゴ |
7 | 佐藤 | 2 | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 中3 | … | … | 中2 | … |
D | 手塚 | 2 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 左安 | … | … | 三安 | … |
25 | 松本 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 三飛 | … | … | 死球 | … |
6 | 伊藤 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 二飛 | … | … | 二ゴ | … |
8D | 田辺 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | … | 三振 | … | 四球 | … |
4 | 菊池 | 2 | 2 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | … | 三振 | … | 中安 | … |
51 | 鈴木武 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | … | 四球 | … | 二飛 | … |
19 | 仁上 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | … | 遊ゴ | … | 三振 | … |
D | 北島 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | … | … | 遊ゴ | … | 中安 |
D | 箕浦 | 2 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | … | … | 四球 | … | 右安 |
D | 後藤 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | … | … | 四球 | … | 投ゴ |
合計 | 34 | 24 | 9 | 8 | 10 | 3 | 1 | 1 | 試合時間1時間45分 |
名前 | イニング | 打者 | 安打 | 三振 | 四死 | 自責 | 防御率 | 投球数 | |
○ | 仁 上 | 4 | 20 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0.47 | 55 |
S | 鈴木武 | 2 | 10 | 0 | 1 | 4 | 0 | 1.17 | 35 |