試合速報 | |||||||||
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2014年 第10戦 | |||||||||
2014/8/31 | 三郷サンケイスポーツセンター | ||||||||
Sリーグ公式戦 | クールナイツ戦 | ||||||||
Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | Result | |
クールナイツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | |
ジュピターズ | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 4 | X | 9 | |
★勝利 仁上 3勝3敗 ★勝利打点 鈴木武 ★本塁打 鈴木武1号(4回満塁) ★二塁打 伊藤 高橋 手塚 |
8月最後の日曜日、前日の午前中まで雨が降っていたため、いつ雨が降ってきてもおかしくないような どんよりとした厚い雲に覆われていたが無事にSリーグ第22回大会が再開した。今大会は6月1日に第四節を消化した後、2度の雨天順延に見舞われ予備日を使い果たしたため前半に4試合しか消化することができず、Sリーグ22年の歴史で初めて後半6試合の過密日程となってしまった。(後半開始前の7月に第五節を消化したことは過去に何度かある)折り返しの第五節、夏の練習試合で鍛えたジュピターズナインは元気に三郷のグランドに戻ってきた。夏の練習試合を3戦2勝1敗ながら3試合連続二桁得点を奪い、前半戦は沈黙していた打線も復調したと言っていいだろう。順調にいけば2ヶ月で6試合のリーグ戦だが、打線の爆発が大きなカギになってくるはずだ。 先週の雨で大量の水を含んでいたために滑りやすいグランドであったが初回、先頭の岡村がヒットで出塁、続く高橋も四球を選んで無死一、二塁。さらに鈴木(武)の打席の時にワイルドピッチでそれぞれ進塁して無死二、三塁と先制のチャンスを迎えるが鈴木(武)が三振、佐藤は内野フライと簡単に二死となる。手塚の打席の時にワンバウンドのボールを見逃さず三塁ランナーの岡村がホームを狙うが、捕手が上手くキャッチしたため三本間に挟まれタッチアウト。結局、チャンスを作りながら得点には結びつかなかった。2回も一死から敵失で出た則を二塁に置きながら後続が倒れて得点が奪えず、3回は呆気なく3者凡退とイヤな流れのように思えた。 先発の仁上は初回、先頭打者に四球を与えるが一死から併殺でピンチを切り抜けると、快調に相手打線を抑え、4回まで許したヒットは1本もなかった。好投する仁上を援護したい打線は4回、一死から後藤、岡村の連続四球と高橋の死球で労せず満塁のチャンスを作ってクリーンアップにつなげた。大勢を崩しながらも鈴木(武)の放った打球はレフト後方の草むらの一番手前ギリギリに飛び込む満塁ホームラン。昨年9月の入団初本塁打に続いて木造バットで2本目のホームランとなった。 今季は打線に勢いがなく、ここまでチームとしてホームランが1本も出ていなかったが、第10戦目にしてようやくチーム初アーチである。これは2010年シーズン以来の最遅タイ記録であるが、2010年は第10戦目が7月25日だったため、日付でいうと約1ヶ月遅いためチーム史上、最も遅いシーズン1号ホームランとなった。 鈴木(武)の満塁ホームランで一気に4点のリードを奪ったが次の5回、今度は田辺が自慢の足で魅せた。先頭打者の田辺はヒットで出塁すると次打者の西浦の1球目に二盗。2球目に三盗を簡単に成功させ、さらに捕手の送球が逸れた間に一気にホームを駆け抜け1点を追加。田辺がヒットで出塁してから僅か2球、時間でも1分ほどで生還という恐ろしい快足を披露した。 好投を続ける仁上だったが6回に先頭打者に二塁打、一死後に四球、さらに内野安打や味方のエラーで2点を奪われ、なおも二死二塁のピンチ。続く打者にもレフト前にヒットを打たれ、左翼手の佐藤からバックホームの送球がキャッチャーの則に渡るが二塁ランナーの足の方が速いため、則は早々にホームを諦め、ホームを開け前に出て佐藤からの送球をキャッチすると、すかさず一塁の西浦に送球。バッターはバックホームされると思い一塁を蹴って絶対に二塁へ向かうと則は確信していた。なので点差を考えホームを諦めてバッターランナーを刺すことを瞬時に判断、これが的中し一、二塁間に挟まれたランナーは則の思惑通り挟殺されピンチを切り抜けた。 則の瞬時の好判断により3点は奪われたものの相手の流れを切った直後の6回裏、敵失出塁の仁上と死球の後藤を塁に置き、高橋がライトへ鋭い当たりを放つ。相手の右翼手が打球処理に間に合わず、仁上に次いで一塁から後藤まで長駆ホームイン。高橋のツーベースで2点を挙げたが高橋は三盗を狙って失敗。二死ランナー無しとなるが続く鈴木(武)が内野安打で出塁した直後、二塁ベースがガラ空きなのを見逃さず二塁まで進み、続く佐藤の敵失の間にホームイン。さらに敵失出塁の佐藤を二塁に置いて手塚がエンタイトルツーベースを放って追加点。結局、この回も4点を挙げて点差を6点差として最後の守りに就いた。 最終回、仁上は内野安打で1人のランナーを背負うが、最後まで落ち着いてテンポ良く投げ抜き、見事に僅か99球で完投勝利を挙げた。これでSリーグ第22回大会の前半5試合が終了。我がジュピターズは3勝2敗と崖っぷちながらも失点率の差で2位につけている。翌週には早くも後半戦がスタートする。もう1敗もできない厳しい状況ではあるが、このまま後半戦も一気に駆け抜けよう。 |
守 備 |
名前 | 打席 | 打数 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 失策 | 通算 打率 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
9 | 岡村 | 3 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | .500 | 左安 | … | … | 四球 | … | 左飛 |
D | 高橋 | 3 | 1 | 1 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | .182 | 四球 | … | … | 死球 | … | 右2 |
5 | 鈴木武 | 3 | 3 | 2 | 4 | 0 | 1 | 1 | 0 | .217 | 三振 | … | … | 左本 | … | 遊安 |
7 | 佐藤 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .304 | 投飛 | … | … | 三ゴ | … | 三失 |
D | 手塚 | 3 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | .208 | … | 三ゴ | … | 投失 | … | 左2 |
2 | 則 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | .286 | … | 三失 | … | 三ゴ | … | 四球 |
8 | 田辺 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .250 | … | 右飛 | … | … | 中安 | 捕飛 |
3 | 西浦 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .200 | … | 投飛 | … | … | 一ゴ | … |
4 | 菊池 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .278 | … | … | 三振 | … | 遊安 | … |
6 | 伊藤 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .182 | … | … | 遊ゴ | … | 左2 | … |
D | 箕浦 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .133 | … | … | 二ゴ | … | 三ゴ | … |
1 | 仁上 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .200 | … | … | … | 一飛 | … | 一失 |
D | 後藤 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | .182 | … | … | … | 四球 | … | 死球 |
合計 | 33 | 27 | 8 | 7 | 6 | 2 | 3 | 1 | .240 | 試合時間1時間30分 |
名前 | イニング | 打者 | 安打 | 三振 | 四死 | 自責 | 防御率 | 投球数 | |
○ | 仁 上 | 7 | 27 | 5 | 4 | 3 | 2 | 4.61 | 99 |