| 名前 | イニング | 打者 | 安打 | 三振 | 四死 | 自責 | 防御率 | 投球数 | |
| ○ | 仁 上 | 5 | 20 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0.00 | 67 |
| 岡 村 | 3 | 17 | 5 | 2 | 3 | 1 | 2.33 | 65 | |
| 高 橋 | 1 | 4 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0.00 | 11 |
| 試合速報 | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016年 開幕戦 | |||||||||||
| 2016/3/27 | 大宮健保運動場 | ||||||||||
| プレ･シーズンゲーム | グレムリンズ戦 | ||||||||||
| Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | Result | |
| グレムリンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | |
| ジュピターズ | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | 0 | X | 8 | |
| ★勝利 仁上 １勝 ★勝利打点 手塚 ★二塁打 高橋 |
|||||||||||
| ジュピターズ2016年シーズンの幕開け。前週に桜の開花宣言が出たものの、その後は気温が上がらず２年連続で開幕戦の舞台となった大宮の桜も満開にはまだ遠い一分咲き程度だった。1990年のチーム創設以来、今年で27回目の開幕。当たり前のように無事に迎えられたことを幸せに思いながらも、今年もまた長いシーズンが始まることに少しの緊張を伴い、曇り空の下で野球に飢えたナインは躍動した。その中には昨年８月、同じ大宮での練習試合中に右薬指を骨折し、その後の試合すべて欠場を余儀なくされた伊藤も元気に復活。シーズンオフも挟んだが実に238日ぶりの実戦復帰となった。 初回、立ち上がりで制球の定まらない相手投手から５者連続四球で２点を難なく先制するが２回は敵失と連続四球で満塁のチャンスで無得点。さらに３回は期待のクリーンアップトリオが３者連続三振。４回も３者凡退に終わり、本来の調子を取り戻した相手投手の前に追加点の奪えない状態が続いた。 ３年連続して開幕投手を任された仁上は初回から快調なピッチングを披露。昨年、Ｓリーグ第23回大会の年間MVPに選出されて自信に満ち溢れていた。４回まで僅か１安打１四球と三塁を踏ませない好投を見せたが５回、先頭打者にヒットを打たれた後、盗塁や味方のミスもありスコアリングポジションにランナーを進めタイムリーを浴びて１点を献上。しかし、その後もピンチは続くが後続を打ち取り最少失点に抑えた。結局、仁上は５回を投げて３安打１失点と安定したピッチングで開幕投手の責任を果たした。 １点差となった直後の５回裏、一死から伊藤が敵失で二塁まで達し、続く仁上のタイムリーで生還。さらに後藤のボテボテの内野安打で一、三塁。後藤が盗塁で二、三塁としてから岡村のサードゴロで仁上がホームへ走るもタッチアウト。岡村が盗塁し二死二、三塁から続く高橋は四球を選んで二死満塁。ここで鈴木(武)が鮮やかにレフトへ弾き返して後藤に続いて岡村もホームを駆け抜ける。４回までノーヒットが続きリードしているもののイヤなムードが漂い始めていたが、それを断ち切った鈴木(武)のタイムリーなどでこの回３点を挙げた。 仁上に代わって６回からマウンドに登った岡村は２者を背負うが得点を与えることなく昨年チームMVPの貫録を見せた。しかし７回、先頭打者に四球を与えると一死から３連打を浴び１点を献上してしまう。さらにピンチは続いたが落ちついて後続を打ち取り仁上同様に最少失点で切り抜けた。 得点を奪われたら奪い返す。直後の７回裏、一死から伊藤がヒットで出塁。仁上が倒れたものの後藤は四球を選んで二死一、二塁から岡村がレフト前へヒットを放つ。二塁ランナーの伊藤は三塁も蹴ってホームへ向かう。今年から野球ルールが改正になりコリジョンルールが適用されるためバックホーム体制の捕手はベースだけでなく走路も完全に空けておかなければならないのでホームベースの前に出て返球を待たなくてはならない。今までのように本塁上でブロックができないため必然的に追いタッチになる。なので以前までならストップだった際どい当たりでもランナーはホームへGOが基本になる。この岡村のレフト前ヒットも以前なら三塁コーチが止めていたかもしれないが三塁コーチボックスの菊池は迷わず腕を回し、二塁ランナーの伊藤も最初から三塁を蹴るつもりで走っていた。送球はホームベースの前に立つキャッチャーに帰ってきたが追いタッチ前に伊藤は本塁を駆け抜け貴重な追加点となった。さらに続く高橋が鋭い打球でライトオーバー。二塁ランナーの後藤に続き一塁ランナーの岡村まで生還しこの回もダメ押しとなる３点を挙げた。 ８回も２人のランナーを出した岡村だったが得点を許すことなく３回を投げ５安打２四死球とランナーを背負うことが多かったものの粘りのピッチングで１失点に抑え最終回は高橋にマウンドを譲った。伊藤が負傷した昨年８月の練習試合以来の登板となった高橋は２者を四球で歩かせてしまい一死一、二塁とピンチを招くが続く打者をレフトフライに打ち取る。捕球したレフトを守っていた仁上は二塁ランナーがスタートを切っていたのを見逃さず、すかさずセカンドへ送球。菊池のグローブにボールが入ってもランナーは戻ることができず見事にダブルプレーが完成。そしてゲームセット。ジュピターズ27度目の開幕戦は相手のミスで先制、そろそろ得点が欲しい時に中押し、とどめを刺すダメ押しと効率的に得点を重ね勝利で飾ることができた。投げては仁上、岡村、高橋の３本柱が盤石のピッチングを披露し幸先の良いスタートを切ることができた。そして238日ぶりにショートのポジションに就いた伊藤の堅実な守備にも助けられ、無事にグランドに戻ってきたことを祝う勝利となった。 試合開始直後は冷たい風も吹いていたが、時間が経つにつれて暖かな春の陽気に包まれた。この暖かさが続けば桜の開花も間近だろう。今年もいつものようにシーズンが始まった。もちろん、いつもの通り全員一致団結して27年前から変わらない永遠不変のスローガン通り、2016年シーズンも楽しみながら勝利を目指していこう。 |
| 守 備 |
名前 | 打席 | 打数 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 失策 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 915 | 岡村 | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 三振 | 四球 | … | … | 三ゴ | … | 左安 | … |
| 721 | 高橋 | 4 | 2 | 1 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 四球 | 三ゴ | … | … | 四球 | … | 右２ | … |
| 5- | 鈴木武 | 3 | 2 | 1 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 四球 | … | 三振 | … | 左安 | … | … | … |
| 2D | 則 | 4 | 3 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 四球 | … | 三振 | … | 遊飛 | … | 右飛 | … |
| 353 | 手塚 | 4 | 1 | 0 | 1 | 3 | 1 | 0 | 1 | 四球 | … | 三振 | … | … | 四球 | … | 四球 |
| D32 | 佐藤 | 4 | 3 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 四球 | … | … | 中飛 | … | 捕飛 | … | 投併 |
| 4 | 菊池 | 4 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 二ゴ | … | … | 遊飛 | … | 三飛 | … | 四球 |
| 8 | 田辺 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 三振 | … | … | 三ゴ | … | 三振 | … | 三振 |
| D9 | 箕浦 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | … | 三失 | … | … | 一飛 | … | 投ゴ | … |
| 6 | 伊藤 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | … | 遊ゴ | … | … | 捕失 | … | 遊安 | … |
| 197 | 仁上 | 3 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | … | 三飛 | … | … | 遊安 | … | 投飛 | … |
| D | 後藤 | 3 | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | … | 四球 | … | … | 三安 | … | 四球 | … |
| 合計 | 43 | 31 | 6 | 8 | 12 | 7 | 3 | 2 | 試合時間2時間20分 | ||||||||
| 名前 | イニング | 打者 | 安打 | 三振 | 四死 | 自責 | 防御率 | 投球数 | |
| ○ | 仁 上 | 5 | 20 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0.00 | 67 |
| 岡 村 | 3 | 17 | 5 | 2 | 3 | 1 | 2.33 | 65 | |
| 高 橋 | 1 | 4 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0.00 | 11 |