栄光の27年目 最終戦！
最後は恒例 大宮９イニング制！
三冠王へ王手！佐藤の特大アーチで先制！
同点に追いつかれるもすぐに逆転！
しかし！魔の６回！守乱で４点のビハインドを負う！
残念！仁上４度目の挑戦も自己最多勝ならず！
27年目を締め括るため最後まで諦めない！
徐々に加点し終盤８回に大逆転！
佐藤が自身３度目の三冠王を決める逆転タイムリー！
とどめは箕浦の２点タイムリー！
今季成績15戦13勝２敗の好成績で2016年シーズン終了！
年間敗戦数２敗は1998年、1999年に並んで最少タイ記録！
佐藤が打率 打点 本塁打に加え最高出塁率も獲得！
2009年以来３度目の打撃三冠王！
田辺が最年長タイトル記録更新の盗塁王！
長いようでアッという間だった2016年シーズン！
Jupiters PRIDE　栄光の27年目閉幕！
お疲れ様でした！また来年もみんなで一緒に楽しもう！

Jupiters PRIDE〜栄光の27年目〜と題して戦ってきた2016年シーズンも最終戦を迎えた。３週間前に終わったＳリーグ第24回大会は1st Stage、2nd Stageとも準優勝だったが２年連続で年間総合優勝に輝き、またひとつチームの栄光を積み重ねることができた。そして、今季はここまで14試合を戦って僅か２敗の好成績。年間最少敗戦記録は1998年と1999年に記録した２敗である（1998年…19勝２敗、1999年…16勝２敗１分）当時のような圧倒的な強さはないが、この最終戦に勝利すれば17年ぶりに年間敗戦タイ記録となる。また熾烈な個人タイトル争いの決着も付くのが最終戦。終わり良ければすべて良し、晩秋の秋空とはいかず曇り空の下で冬の到来間近の中、長丁場の９イニング制練習試合はプレイボールを迎えた。 ジュピターズは初回、先頭の岡村がヒットで出塁すると二盗、三盗を敢行して先取点のチャンスを作るも後続が倒れて得点ならず。しかし２回、先頭の佐藤が高めのボール球を思い切り振り抜くと白球はものすごい勢いで左翼手の頭上を越えていく。佐藤は全力疾走でダイヤモンドを一周、佐藤の今季３号ホームランが飛び出して先制に成功。これで佐藤は本塁打数３本となり規定表彰数に達したので打率、打点と合わせて自身３度目となる三冠王に王手をかけた。 初回、２回と難なく無得点に抑えた先発の仁上は今季ここまで自身最多タイの８勝を挙げていた。この試合で９勝目を挙げれば入団17年目にして自己新記録達成だったが、仁上にとって９勝目をかけた最終戦は鬼門でもあった。昨年2015年も最終戦ダブルヘッダー第１試合（東京リボーン戦…潮見）で９勝目をかけて臨んだがKO。2013年も９勝目をかけて臨んだ最終戦（バッファローズ戦…大宮）だったが５点差のリードを守れず途中降板。そして初めて９勝目をかけて臨んだ最終戦ダブルヘッダー第２試合（ベアーズ戦…大宮）は今から13年前の2003年、この時もKOされ負け投手になっている。今回で４度目のチャレンジだったが、佐藤の特大アーチで先制してもらった直後の３回表に３安打を浴びて同点に追いつかれてしまう。しかし、その裏にジュピターズはヒットの後藤、敵失出塁の仲里、死球の岡村と全ての塁を埋めた後、鈴木(武)の内野ゴロの間に１点を奪って逆転に成功し仁上を援護した。 仁上は４回は２者連続三振を含む３者凡退、５回はヒットでランナーを許すも後続を打ち取り無失点と順調にイニングを重ねたが６回にまさかの事態が起きた。今季は前試合まで全試合出場、全イニングショートのポジションを守っていた伊藤が最終戦は無念の欠場をしたためショートには志願の田辺が守っていたが先頭打者のショートゴロを田辺のエラーで出塁を許してしまう。その後、二死満塁から鈴木(武)、岡村、菊池などにエラーが連鎖してしまい６回表は２安打５失策で一挙５点を与えてしまい逆転されてしまった。（この回の仁上の自責点は０） ４点差を追いかけるジュピターズは６回裏、四球の岡村が再び二盗、三盗でチャンスを演出。田辺の打球はサードゴロながら三塁ランナー岡村は絶妙なスタートでホームに滑り込んで１点を返す。さらに野選出塁となった田辺も二盗、三盗を簡単に決め、鈴木(武)も四球で二盗し一死二、三塁から則が強烈なショート強襲の内野安打を放って田辺が生還し２点目を挙げ２点差まで詰め寄った。 ７回からマウンドには岡村が登ったため自己最多の９勝目をかけて臨んだ４度目の最終戦だった仁上だが、残念ながら今回もお預けとなった。仁上の負けをなくすため、そして年間最少敗戦タイ記録のため岡村は７回を無失点に抑え、打線も最後まで諦めなかった。菊池がヒットで出塁し西浦のタイムリーで１点を返して早くも点差は１点まで縮まり終盤の攻防となった。ところが８回、岡村は１点を失い再び２点差となるが８回裏、今年最後のビッグバン打線が火を噴いた。先頭の岡村が鮮やかな二塁打を放つ。岡村はこれで４打席２安打２四死球と全打席出塁を果たし３年連続最高出塁率だけでなく３年連続MVPも狙っている活躍だった。続く田辺、鈴木(武)が連続敵失出塁で岡村が生還。則が倒れ一死二、三塁から２回に先制アーチを放った佐藤が三冠王を決定づける２点タイムリーヒットを放って再逆転に成功。手塚もヒットで続き菊池は四球で満塁から箕浦がキレイにセンター前に弾き返し佐藤、手塚が相次いでホームを踏むとどめの２点タイムリーとなった。結局この回は４安打で５点を奪って得点を二桁の10点として最後の守りに就いた。最終回、岡村は１点を失うが最後の打者から三振を奪ってゲームセット。長いようでアッという間だった2016年シーズンが無事に終了した。 27度目の最終戦となったこの試合は、佐藤のホームランで先制するも直後に同点に追いつかれながら、すぐに逆転したが、守乱で一気に逆転されただけでなく点差をつけられながらも最後まで諦めず徐々に点を返し、終盤で一気に逆転して最後は守り抜いての勝利だった。これで今季2016年シーズンは全15試合を戦い13勝２敗という好成績。年間敗戦数２敗は2008年、2009年に並んで最少タイ記録である。そして気になる個人タイトルは最終戦１ホームランを含む４打数２安打３打点を挙げた佐藤が2002年、2009年に続いて自身３度目となる打撃三冠王に輝いた。また４打席４出塁で猛追した岡村だったが最高出塁率も僅か.021の差で佐藤が獲得した。もし佐藤が１打席でも凡退していたら.001の差で最高出塁率は岡村が獲得していた。最後まで僅差の争いだった。盗塁は今月52歳になった田辺が自身の持つ最年長タイトルホルダー記録を更新して２年連続で獲得。田辺はＳリーグ盗塁王とダブルタイトルとなり衰えぬ足を見せつけた。該当者なしのタイトルが５年連続して発生していたが2009年以来７年ぶりに全タイトルとも規定表彰数に達したのは喜ばしい限りだ。 今季はＳリーグ再開が台風などの影響で度重なるグランド冠水のためチーム＆リーグ史上初めて９月に１試合もできなかった珍しいシーズンだった。結局、夏の練習試合最終戦からＳリーグ再開まで６週間も間が開いてしまったので年間15試合しか戦えなかったが、２年連続Ｓリーグ年間総合優勝やセカンダリィユニフォームのお披露目、そして年間敗戦数２敗など思い出深いシーズンになったと感じる。これで27年目のシーズンは終わるが、また来年、28年目もみんなと一緒に楽しく戦っていこう。とりあえず１年間お疲れ様でした。短いオフですが身体のケアをして来年また楽しみましょう。 Jupiters PRIDE〜栄光の27年目〜 終劇

守 備	名前	打席	打数	安打	打点	四球	三振	盗塁	失策	通算 打率	1	2	3	4	5	6	7	8
81	岡村	4	2	2	0	2	0	4	1	.323	左安	…	死球	…	…	四球	…	左２
6	田辺	4	4	0	1	0	1	2	2	.154	三振	…	投飛	…	…	野選	…	三失
5	鈴木武	4	3	0	1	1	0	2	1	.294	投ゴ	…	三ゴ	…	…	四球	…	三失
2	則	4	4	1	1	0	1	1	1	.308	遊ゴ	…	二飛	…	…	遊安	…	三振
7	佐藤	4	4	2	3	0	1	1	0	.382	…	左本	…	左飛	…	三振	…	中安
D	手塚	4	4	2	0	0	2	1	0	.200	…	中安	…	三振	…	三振	…	右安
4	菊池	4	3	2	0	1	0	2	2	.184	…	左飛	…	右安	…	…	三安	四球
9D	箕浦	4	4	1	2	0	1	2	0	.158	…	三失	…	三振	…	…	投ゴ	中安
3	西浦	4	4	1	1	0	0	0	0	.280	…	左飛	…	…	遊ゴ	…	中安	一飛
18	仁上	4	4	0	0	0	2	0	0	.152	…	三振	…	…	一ゴ	…	二失	三振
D	後藤	3	3	1	0	0	1	0	0	.192	…	…	左安	…	三振	…	一ゴ	…
D9	仲里	3	3	0	0	0	1	0	0	.250	…	…	二失	…	…	三振	二ゴ	…
	合計	46	42	12	9	4	10	15	7	.249	試合時間2時間