試合速報
2017年 第5戦
2017/6/11 三郷サンケイスポーツセンター
Sリーグ公式戦 フィッシャーズ戦
Team 1 2 3 4 5 6 7 Result
フィッシャーズ 0 0 0 1 2 0 1 4
ジュピターズ 4 0 2 0 3 0 X 9
★勝利 仁上 1勝2敗    ★勝利打点 高橋
★本塁打 高橋1号(1回ツーラン) 佐藤1号(1回ツーラン)
★二塁打 岡村 後藤

1st Stage最終節 15年ぶりBクラス落ちの後遺症なし!
初回いきなり高橋と佐藤のツーランホームラン共演!
3回には高橋が絶妙のバント!
二塁ランナーの岡村が迷いなくホームに滑り込む!
5回は満塁から後藤の2点タイムリー二塁打!
仁上が先発4試合目にして今季初完投初勝利!
2勝3敗の4位で1st Stage終了!
翌週からの2nd Stageへ勢いの付く貴重な勝利!
これからも楽しみながら頑張ろう!

前節の敗戦により今大会3敗目を喫したため2002年の第10回・春風杯以来、実に15年ぶりとなるBクラス落ちが決定してしまったがクヨクヨしている暇はない。この第25回大会1st Stageの最終節の翌週には早くも2nd Stageが開幕する。心機一転、良い形で2nd Stageに臨むためにも大事な試合である。
すでに関東地方は梅雨入りをしているが曇り空ながら雨の心配は全くなかった。外野からホーム方向へ風は吹いているが強い日差しもなく野球をするには良い天候だった。もし、この試合に負けた場合、他チームの結果や失点率にもよるが最悪、最下位まで落ちる可能性もあったが、15年ぶりのBクラス落ちの後遺症やチーム初の最下位への危険などは初回に吹き飛ばした。先頭の岡村が四球で出塁した後、2番の高橋が振り抜いたバットに弾かれた打球は右翼手の遥か頭上を越える。頭の上を越えられた右翼手が打球を追う際に転倒、その間に一塁ランナーの岡村に続いて打った高橋も余裕をもってダイヤモンドを一周。高橋の2011年10月以来となるホームランで先制すると、それだけで終わらず3番の則が四球で出塁、続く4番の佐藤は変化球でタイミングを外されながらも強引にスイングすると打球はフラフラとレフトへ上がる。そして左翼手が追うのを諦めた。左翼後方の草むらにダイレクトで飛び込むツーランホームランが飛び出し、初回はなんと2本のホームランで4点を先取した。
さらに3回には敵失で出た後藤を二塁に置いて岡村がタイムリーツーベースを放ち追加点。さらに打席に入った高橋と二塁ランナーの岡村がアイコンタクト。高橋は一塁線へ絶妙なバント、投手が打球を処理し一塁手へ投げる。二塁ランナーの岡村は高橋がバントした瞬間、迷いもなく三塁を蹴ってホームへ向かった。一塁手から捕手へ送球されるもホームに滑り込んだ岡村の方が早く、高橋と岡村によるランナー二塁でのスクイズによって貴重な追加点を挙げた。
今季3試合に先発しながら、いまだ勝ち星のない仁上が4試合目の先発マウンドへ登る。初回は内野安打でランナーを出すがリードが大きいのを捕手の則は見逃さず捕手から一塁手への牽制でランナーを一、二塁間で挟殺に成功し3者凡退。仁上は2回、3回も3者凡退に打ち取り幸先の良いスタートであった。しかし4回に味方のミスをきっかけに3本の単打を打たれて1点を献上。5回には、やはり味方のミスと3安打で2点を許し、なおも一死満塁のピンチを背負うが相手の拙攻に助けられダブルプレーで切り抜けたものの3点差まで詰め寄られてしまった。
4回を3者凡退で終えたジュピターズだったが5回、先頭の菊池が粘って四球で出塁。さらに伊藤も連続四球で無死一、二塁とチャンスを迎える。ここで相手投手が交代。その交代した初球、まったく無警戒なのを見逃さなかった菊池と伊藤がダブルスチールを慣行しチャンスを広げる。一死後に箕浦の打球は打ち取られながらも三塁手、遊撃手、左翼手の真ん中にポトリと落ちるラッキーなポテンヒット。スタートのタイミングが難しい当たりながら三塁ランナーの菊池がホームを駆け抜け1点を加える。さらに仁上の打球もショート前のボテボテながら、遊撃手はどこにも投げられずオールセーフで満塁とチャンスを広げてから後藤の打球は左中間を真っ二つの2点タイムリーツーベースで伊藤と箕浦が生還し、この回、4回、5回に奪われた3点を取り返した。
仁上は6回に2四球でランナー2人背負いピンチを招き、次打者にはライト前へ弾き返されるが右翼手の岡村が一塁手の三輪へストライク返球。見事にライトゴロに打ち取ってピンチの芽を摘んだ。結局、仁上は最終回に味方のミス絡みで1点を失うが最後まで投げ切り今季4試合目の先発で初完投、初勝利を挙げ、チームの1st Stageの成績を2勝3敗として4位に踏みとどめた。
15年ぶりBクラス落ちの後遺症やチーム初の最下位の危険性もあった試合ながら、先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点を奪うことができ投打が噛み合って翌週からの2nd Stageへ勢いの付く試合となった。1st Stageの結果は結果として捉え、翌週から始まる2nd Stageを心機一転、楽しみながら戦っていこう。



名前 打席 打数 安打 打点 四球 三振 盗塁 失策 通算
打率
1 2 3 4 5 6
9 岡村 3 2 2 1 1 0 0 0 .286 四球 左2 投安
5D 高橋 3 2 1 3 0 0 0 1 .444 右本 投犠 投併
2 3 1 0 0 2 1 0 0 .200 四球 四球 三振
7 佐藤 3 3 1 2 0 1 0 0 .455 左本 三振 遊飛
D5 手塚 3 3 0 0 0 0 0 1 .167 左飛 二飛 三ゴ
8 田辺 2 2 0 0 0 1 1 0 .222 遊失 三振
3 三輪 2 2 0 0 0 1 0 1 .000 三振 三ゴ
4 菊池 2 1 0 0 1 0 1 0 .273 遊ゴ 四球
6 伊藤 2 1 0 0 1 0 1 0 .222 三ゴ 四球
D 西浦 2 2 0 0 0 2 0 0 .273 三振 三振
D 箕浦 2 2 1 1 0 0 0 0 .182 三ゴ 遊安
1 仁上 2 2 1 0 0 1 0 0 .182 三振 遊安
D 後藤 2 2 2 2 0 0 0 0 .300 三安 中2
合計 31 25 8 9 5 7 3 3 .237 試合時間1時間45分



  名前 イニング 打者 安打 三振 四死 自責 防御率 投球数
仁 上  7 33 8 5 3 0 3.00 139