超越の28年目 最終戦！
今年もラストは大宮９イニング制！
来年から使用するM号球を使用！
田辺いきなり先頭打者弾で先制！
しかし後が続かずゼロ行進！
結局、初回の１点 スミ１のみ！
３回に仁上がつかまり逆転を許す！
その後も点を奪われ７年ぶりの最終戦敗戦！
今季15戦７勝７敗１分のタイで2017年シーズン終了！
２安打の佐藤がバットマンレースを制し首位打者！
岡村との激烈な出塁率争いも僅か.003の差で佐藤に軍配！
悔しすぎるぞ田辺！打点 本塁打 盗塁トップ…しかし！
規定表彰数に２打点１本塁打１盗塁足りずに無冠！
アっという間の28年目シーズン終了！
お疲れ様でした！また来年もみんなで楽しもう！

HEAT UP Jupiters〜超越の28年目〜と題して臨んだ2017年シーズンも最終戦を迎えた。今季はいきなり３月末の開幕戦が雨で中止になり、３年ぶりにＳリーグ公式戦が開幕となった。Ｓリーグでは年間総合三連覇はもちろん、完全優勝を狙って戦うも1st Stageでは2002年の第10回・春風杯以来15年ぶりとなるBクラス４位に終わった。捲土重来で戦った2nd Stageこそ準優勝だったが年間総合成績では見せ場もなく第三位に終わった。また夏の練習試合では二桁失点負けが続き、なかなか対戦成績をタイに戻せない厳しい１年だった。それでも先週の練習試合で二桁得点を挙げて今季初の完封勝利。ここまでの対戦成績は７勝６敗１分と貯金１を蓄えて最終戦を迎えることになった。 先月に襲来した台風21号の猛威により河川敷グランドは冠水被害に遭って壊滅。この大宮も例外ではなかった。近くの荒川が氾濫し、大宮にある全グランドが冠水。さらに翌週の台風22号で被害は拡大し、この日、使用したグランドは前日の土曜日に復旧したばかりなので滑りやすい状態だった。しかし、天候は晩秋とは思えないほどの強い日差しに恵まれ、絶好の秋晴れの下で2017年のラストゲームはプレイボールを迎えた。尚、この試合は来シーズンに先駆けてテスト的な意味も込めて来年から規格の変わる軟式球M号球を使用しての試合となった。 前試合、右膝の違和感を訴えて欠場した仁上が満を持しての先発。初回を見事に三者凡退に打ち取った直後の１回裏、先頭打者の田辺が放った打球はレフト線を深々と破る。途中、塁間でスピードを落とした田辺だったが、再びトップスピードでダイヤモンドを一周。田辺自身2009年以来となる２度目の先頭打者本塁打で幸先良く先制点を挙げた。しかし２回に先頭の佐藤が二塁打を放って無死二塁と追加点のチャンスを作るも後続がまさかの三者連続三振。佐藤は二塁に釘付けのままチャンスは潰えた。この日は最終戦ということもあり出欠登録順の打順で臨んだが完全に裏目に出てしまった。 マウンドの仁上は２回にヒットでランナーを背負うが後続を打ち取り無得点。投手戦の様相かと思えたが３回、一死から味方のエラーでランナーを生かした後に２本の長打を浴びて２失点で逆転を許してしまうと５回に完全に相手打線につかまり２連打の後にスリーランホームランを浴びてしまう。６回にも連打の後に味方の連続エラーが重なり失点を許して結局、６回を投げて９安打６失点。全ての失点が打順二回り目以降で上手くタイミングを合わせられていた。仁上に代わって７回から岡村がマウンドに登ったが７回、８回は無難に無得点に抑えたものの９回に三塁打の後に適時打を打たれ１失点、７対１とリードを広げられてしまった。 田辺の先頭打者ホームランの後、ホームが遠いジュピターズは６回に西浦のヒットや伊藤の敵失などで一、二塁のチャンスを迎えるが得点に至らず。７回にも四球で田辺が歩いたが牽制死。続く後藤が打撃妨害出塁するも後続が倒れて無得点。８回には佐藤の二塁打、岡村のヒットと初めて連打が出るも次が続かなかった。６点を追いかける最終回も先頭の手塚が四球で出塁し内野ゴロの間に三塁まで行って打順は田辺にまわり期待されたが田辺は止めたバットにボールが当たり万事休す。2017年シーズンの最終戦は初回、先頭打者ホームランによるスミ１のみの得点しかできずに完敗。2010年シーズン以来７年ぶりに最終戦敗戦となってしまった。敗戦投手になった仁上はこれで年間６敗目。これはチーム創設年の1990年に手塚が記録した年間６敗に並らび27年ぶりに年間最多敗戦数タイ記録となってしまった。 この試合の結果、今季の対戦成績は15戦７勝７敗１分の勝率５割で終了。対戦成績５割で終えたシーズンは2011年シーズンの８勝８敗１分以来６年ぶり２度目である。シーズン終了と同時に毎年、熾烈なチーム内のタイトル争いにも決着がついた。この試合２安打を放った佐藤が年間を通して安定したバッティングを見せ２年連続５度目の首位打者を獲得。前年の三冠王としての面目を保った。さらに最後まで激烈だった出塁率争いも岡村に僅か.003上回った佐藤に軍配が上がり２年連続３度目の最高出塁率に輝いた。悲運なのは田辺である。この日の試合で先頭打者本塁打を放ち打点、本塁打とも単独でチームトップ、さらに代名詞の盗塁もチームトップの成績を残しながら全て規定表彰数の壁に阻まれてしまった。チーム規約により打点王は最低12打点、本塁打王は最低３本塁打、盗塁王は最低15盗塁が必要だが、田辺の今シーズンは10打点、２本塁打、14盗塁と２打点、１本塁打、１盗塁足りずに残念ながら無冠で終わってしまった。７回の四球で歩いての牽制死と最終回二死三塁で迎えた最後の打席の中途半端なバッティングが本当に悔やまれる。７回に牽制でアウトにならず盗塁を決めていたら１盗塁が加算され盗塁王確定。そして最終回にホームランを打っていたら２打点、１本塁打が加算されていたので打点王と本塁打王が確定していたが無情にも今季は無冠という形で終わってしまった。これにより打点王、本塁打王、盗塁王が該当者なしという寂しい結果に。年間３タイトルが該当者なしになったのは28年目にして初めてのことである。また首位打者と最高出塁率の２タイトルを獲得したのが佐藤なので2017年シーズンのタイトルホルダーは佐藤ただ１人。タイトルホルダーが１人というのもチーム史上初の出来事である。（1995年に田辺が全５タイトルを獲得した時、ホームラン王は後藤と菊池も同数で獲得しているため独占ではない） 開幕戦が雨天中止となりＳリーグ公式戦が開幕となった2017年シーズンは合計４度の中止があり昨シーズンと同じ年間15試合だった。平均年齢も上がり真夏の９イニング制がきつくなってきたが、とりあえず１年間無事に終えることができた。Ｓリーグ2nd Stageではチーム史上初となる２試合連続サヨナラ勝利もあり、それなりに思い出深いシーズンでもあった。また来年2018年もみんな一緒に楽しく戦っていきたい。なんだかんだでアッと言う間の１年、本当にお疲れ様でした。短いオフに突入しますが体をケアして来年29年目のシーズンも目一杯、楽しみましょう。 HEAT UP Jupiters〜超越の28年目〜　終劇

守 備	名前	打席	打数	安打	打点	四球	三振	盗塁	失策	通算 打率	1	2	3	4	5	6	7	8	9
8D8	田辺	4	3	1	1	1	0	0	0	.290	左本	…	遊ゴ	…	…	…	四球	…	一ゴ
D	後藤	3	1	0	0	2	1	0	0	.120	四球	…	…	三振	…	…	IF	…	…
D9D	箕浦	3	3	0	0	0	0	0	0	.206	三ゴ	…	…	投ゴ	…	…	投ゴ	…	…
35	手塚	3	3	0	0	0	1	0	0	.160	二ゴ	…	…	三振	…	…	二ゴ	…	…
54	菊池	3	3	0	0	0	1	0	2	.237	三振	…	…	…	二飛	…	…	三ゴ	…
7	佐藤	3	3	2	0	0	0	0	0	.368	…	中２	…	…	右飛	…	…	中２	…
981	岡村	3	3	1	0	0	1	0	0	.300	…	三振	…	…	左飛	…	…	左安	…
D3	西浦	3	3	1	0	0	2	0	0	.152	…	三振	…	…	…	左安	…	三振	…
49	新川	3	3	0	0	0	2	0	2	.000	…	三振	…	…	…	三振	…	三飛	…
6	伊藤	3	2	0	0	1	0	0	0	.133	…	…	遊飛	…	…	三失	…	…	四球
2	則	3	3	0	0	0	0	0	0	.241	…	…	捕飛	…	…	捕飛	…	…	三ゴ
1D	仁上	3	2	0	0	1	0	0	1	.250	…	…	四球	…	…	三ゴ	…	…	二ゴ
	合計	37	32	5	1	5	8	0	5	.216	試合時間2時間5分
※後藤の３打席目は打撃妨害出塁