試合速報 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019年 平成最後の開幕戦 | |||||||||||
2019/3/31 | 大宮健保運動場 | ||||||||||
プレ・シーズンゲーム | ホトトギス戦 | ||||||||||
Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | Result | |
ジュピターズ | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 | |
ホトトギス | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 1 | 1 | X | 9 | |
★敗戦 岡村 1敗 |
平成に変わり5月1日から施行される新元号の発表を翌日に控えた3月31日、ジュピターズ30年目のシーズンが開幕した。まだバブル景気の名残りがある1990年(平成2年)に僅か9名のメンバーで草野球界に華々しくデビューし足掛け30年間、まさしく平成の世を駆け抜けてきたジュピターズであるが創設当時のメンバーは今も約半数が現役で頑張っている。当時、まだ20代で怖いもの知らずだった若者も今では50代になり体力の衰えは否定できない。だが、気持ちは30年目の今も当時と同じである。まさしく威風凛然とした精神で体力の衰えを気持ちで補い30年目の戦いは幕を切った。 30度目の開幕戦は予想外のスタートとなった。初回、相手先発投手の制球が定まらず、なんと8者連続四球。この時点で押し出しにより5点を労せずもらう。さらに手塚のショートゴロは6-2-3と渡ってダブルプレーになるが、二塁ランナーの田辺は送球が捕手から一塁手に投げられた間に俊足を駆って三塁を迷わず蹴りホームに滑り込んで6点目を挙げ、いきなり初回に6点先制で早くも試合の主導権を握ったと思われた。 ところが直後の1回裏、今季で入団20年目を迎え6年連続13度目の開幕投手となった昨年のMVPでもある仁上が3安打1四球で3点を献上。早くもリードが3点に縮まってしまった。2回、3回は3者凡退に抑えて調子が上がってきたと思いきや、4回には3連打を含む4本のヒットを浴び、味方のエラーも重なって3失点で試合を振り出しに戻されてしまった。 初回にノーヒットで6点をもらったジュピターズだったが、相変わらず春先は打線の目覚めが遅く3回には先頭の後藤が四球で出塁するが後続が呆気なく倒れて一塁釘付け。4回は一死から田辺が四球を選ぶと2球で二盗、三盗を成功させて内野ゴロもしくは外野フライでも1点が奪える状態に演出するも無駄に終わってしまった。この試合はジュピターズ開幕名物の出欠登録順を採用しているため打線のつながりには期待できなかったのかもしれないが、それにしても簡単に凡打を繰り返し5回を終えて未だノーヒットだった。しかし6回、敵失出塁の西浦を一塁に置き、一死から箕浦がレフトとショートの間に落ちるヒットを放ち、ついに30年目ジュピターズ待望の初ヒットが生まれた。さらに佐藤が四球で歩き満塁として菊池が鮮やかにセンター前に弾き返して西浦が生還。ついに勝ち越しに成功した。 歓びもつかの間、菊池値千金の勝ち越し打の直後の6回裏、5回からマウンドに登った岡村が先頭打者の投手フライを落球。すぐに捕手の佐藤がカバーして一塁に投げるも大暴投。続く打者にヒットを打たれ、さらに次打者は送りバント。これで二死ながら二、三塁の大ピンチ。続く打者の当たりはセカンドゴロ。ピンチを切り抜けたと思ったが、これを菊池がエラーしてしまい1点を与え再び同点とされてしまった。菊池の勝ち越し打でリードした1点は、菊池のエラーで失ってしまい結局、同点のまま終盤へ。 だが相変わらず打線は凡打を繰り返し7回からは0行進。一方、7回裏に仕事の電話応対中の高橋に代わって緊急で北島が左翼の守りに就いたがレフト前ヒットを後逸。カバーも遅れたため一気に4つの塁を駆け抜けられ勝ち越し点を与えてしまうと、さらに8回にも1点を失い万事休す。30年目ジュピターズの開幕は残念な結果に終わってしまった。これで開幕戦は2017年から3年連続で黒星スタートとなってしまった。もちろん開幕戦3年連続敗戦は創設以来初めてのことである。しかし昨年も開幕戦は3安打で1点しか奪えず敗戦したが年間を通せば18年ぶりにチーム打率3割超えを果たすことができた。この30年の歴史を振り返っても、春先は打線が沈黙してしまうことが多かったがシーズンは始まったばかり。平成の試合も順調にいけば残り2試合。そして5月から令和の時代がやってくる。チーム創設30年目の今季は平成、令和をまたにかけて戦う1年となる。長く険しい1年でもあるが今年もチーム一丸となり楽しみながら戦い抜いてもらいたい。 |
守 備 |
名前 | 打席 | 打数 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 失策 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
3 | 西浦 | 4 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 四球 | 一ゴ | … | … | … | 二失 | … | 投ゴ | … |
D | 後藤 | 4 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 四球 | … | 四球 | … | … | 二ゴ | … | 遊安 | … |
D | 箕浦 | 4 | 3 | 1 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 四球 | … | 三振 | … | … | 中安 | … | … | 三振 |
2 | 佐藤 | 4 | 2 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 四球 | … | 投飛 | … | … | 四球 | … | … | 三ゴ |
4 | 菊池 | 4 | 3 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 四球 | … | 捕飛 | … | … | 中安 | … | … | 投ゴ |
6 | 伊藤 | 3 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 四球 | … | … | 二飛 | … | 二飛 | … | … | … |
8 | 田辺 | 3 | 1 | 0 | 1 | 2 | 0 | 2 | 0 | 四球 | … | … | 四球 | … | 中飛 | … | … | … |
D7D | 北島 | 3 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 四球 | … | … | 二飛 | … | … | 一ゴ | … | … |
5 | 手塚 | 3 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 遊併 | … | … | 一ゴ | … | … | 四球 | … | … |
91 | 岡村 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 三ゴ | … | … | … | 投ゴ | … | 投飛 | … | … |
19 | 仁上 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | … | 投ゴ | … | … | 三振 | … | 投ゴ | … | … |
7D7 | 高橋 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | … | 三振 | … | … | 右飛 | … | … | 投ゴ | … |
合計 | 41 | 29 | 3 | 7 | 12 | 4 | 2 | 5 | 試合時間2時間 |
名前 | イニング | 打者 | 安打 | 三振 | 四死 | 自責 | 防御率 | 投球数 | |
仁 上 | 4 | 20 | 7 | 2 | 1 | 4 | 7.00 | 63 | |
● | 岡 村 | 4 | 17 | 3 | 3 | 2 | 1 | 1.75 | 48 |