| 梅雨明け直後の前試合から約１ヶ月、その間に無観客ながらも東京オリンピック開催に伴い首都高1000円値上げのために試合を組めずにいた。首都高値上げはパラリンピック期間中も継続されるので本来ならパラリンピックが終わる９月上旬まで試合を組む予定はなかった。しかし、東京オリンピックとパラリンピックの間の僅かな期間、首都高料金は通常に戻るため急遽、練習試合を計画。偶然にも2017年８月以来４年ぶりに潮見のグランドが確保できたため１ヶ月ぶりの練習試合となった。 現在、ジュピターズ選手の居住地である東京、埼玉、千葉、神奈川には緊急事態宣言が発令中。当初は、この練習試合日の８月22日までだったが31日まで延長。さらに９月12日まで再延長が決まり、現在13都府県に緊急事態宣言、16道府県が まん延防止等重点措置地域となっている。全国的にワクチン接種は進んでいるが新型コロナウイルスの影響は第５波真っ只中、そんな状況でも久しぶりの試合に飢えた12選手が感染防止対策に気を使いながら４年ぶりの潮見に集まった。 この試合の対戦相手は最近、草野球界で話題の対戦相手を見つけるマッチングアプリを初めて駆使して見つけたチームである。今まではインターネットの対戦相手募集掲示板等で探していたが、スマホアプリでも簡単に見つけられるようになった。ジュピターズ創設時はインターネットも携帯電話も普及していないため、対戦相手を見つけるのも一苦労だったが、時代は確実にどんどん進化している。 先攻のジュピターズは初回、簡単に三者凡退に倒れるが、先発マウンドに登った仁上も初回、２三振を奪い相手打線を三者凡退に退けた。しかし２回裏、内野の連続エラーをきっかけにランナーを溜めた後、一死から珍しく左翼手の岡村が目測を誤り打球を後逸。これが２者の生還を許す三塁打となり、続く打者にもボテボテの内野安打で計３点を与えてしまう。３点を追いかけるジュピターズは３回、先頭の岡村が四球で出塁。２つの内野ゴロの間に三塁へ達し、高橋哲のサードゴロが敵失となった間に岡村が生還し１点を返した。しかし３回裏、仁上は一死からライトオーバーの三塁打を打たれた後、次打者をファーストゴロに打ち取るもカバーに入った菊池が痛恨の落球で三塁ランナーの生還を許してしまう。しかも直後のピッチャーゴロを仁上が二塁へ投げるもフィルダースチョイスとなりピンチを広げ、二死後にタイムリーを打たれてこの回２失点。リードを４点に広げられてしまった。 なんとか反撃の狼煙を上げたいジュピターズだったが４回は先頭の西浦が四球で出塁、二死から田辺が打撃妨害で出塁しチャンスを作るも無得点。しかし５回、簡単に二死となった後、岡村が死球、則の内野安打、平田も死球で満塁のチャンスとし、続く高橋哲が冷静に押し出し四球を選んで１点を返した。 ４回裏の仁上は一死二塁のピンチを迎えるが後続を打ち取り、５回裏は２本のヒットを打たれたものの要所を締めて無得点に抑えたが疲れの見えてきた６回、３本のヒットで１点を失ってしまう。なおも一死一、二塁のピンチだったが、次打者の右中間に上がった打球を中堅手の田辺が決死のダイビングキャッチ。完全に抜けると判断していた二塁ランナーは田辺が地面すれすれでキャッチした時、すでに三塁に達する直前だったために二塁へ戻ることができず田辺のスーパーファインプレーによりダブルプレーでピンチを凌いだ。 田辺の超美技に沸いたジュピターズだったが最終回、見せ場もなく三者凡退に打ち取られてゲームセット。結局、４年ぶり潮見での練習試合は散発２安打に抑えられタイムリーなしの２対６で敗戦。攻撃での見せ場は皆無で、この試合唯一の見せ場はラストの田辺の超美技だけだった。 前日に腰痛のため参加も危ぶまれた仁上だったが暑さの中、最後まで投げ切り10安打を浴びるものの今年４月のクールナイツ戦以来、今季２度目の無四球完投（自身通算８度目）。エラー絡みの失点がほとんどのため自責点は６回の１点のみだった。ヒットになった打球も打ち取っていた当たりも多く、運にも見放されていた。 これで今季８試合を終え３勝５敗と借金生活継続中。、昨年2020年シーズンは負け越しで終わっている。（４勝５敗１分） しかしジュピターズ30年以上の歴史の中で２年連続負け越しシーズンは１度もない。まだまだ新型コロナウイルスの影響が懸念されるため今年はあと何試合できるか分からないが、早く借金生活から解放されるよう自身のラストスパートをかけてもらいたい。それが必ずチームの成績に繋がっていくはずだから。 ※８月24日からのパラリンピック期間中は首都高1000円値上げのため試合はありません。 次の試合は再び約１ヶ月先の９月26日、この試合と同じ潮見にて開催決定。 新型コロナの感染拡大状況や秋の台風の影響にもよるが、順調にいけば10月２試合、11月２試合で今季は終了予定。なので、あと５試合あるかどうか…。 |
| 守 備 |
名前 | 打席 | 打数 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 失策 | 通算 打率 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 3 | 西浦 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | .250 | 遊飛 | … | … | 四球 | … | 三ゴ | … |
| D | 後藤 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .125 | 一ゴ | … | … | 三振 | … | 三振 | … |
| 4 | 菊池 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .100 | 遊ゴ | … | … | 三振 | … | 捕飛 | … |
| 8 | 田辺 | 3 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | .467 | … | 左安 | … | IF | … | … | 右飛 |
| 6 | 伊藤 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .100 | … | 三振 | … | 投ゴ | … | … | 投ゴ |
| 9 | 箕浦 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .050 | … | 投ゴ | … | … | 投ゴ | … | 投ゴ |
| D | 手塚 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .222 | … | 三振 | … | … | 三振 | … | … |
| 7 | 岡村 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | .444 | … | … | 四球 | … | 死球 | … | … |
| D | 則 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .467 | … | … | 一ゴ | … | 三安 | … | … |
| 5 | 平田 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | .267 | … | … | 一ゴ | … | 死球 | … | … |
| 2 | 高橋哲 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | .294 | … | … | 三失 | … | 四球 | … | … |
| 1 | 仁上 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | .111 | … | … | 遊ゴ | … | 投ゴ | … | … |
| 合計 | 30 | 24 | 2 | 1 | 6 | 6 | 0 | 4 | .237 | 試合時間1時間35分 | |||||||
| ※田辺の四球１は打撃妨害出塁（IF＝インターフェア） | |||||||||||||||||
| 名前 | イニング | 打者 | 安打 | 三振 | 四死 | 自責 | 防御率 | 投球数 | |
| ● | 仁 上 | 6 | 31 | 10 | 3 | 0 | 1 | 3.50 | 97 |
