約５年３ヶ月ぶりに光が丘で熱戦！
先制するも同点に追いつかれ逆転許す！
すぐに同点、逆転に成功し終盤突き放す！
秋晴れの下で岡村が好投！
無四球 自責点０で今季初完投初勝利！
打線も２試合連続二桁得点！
熾烈な2021年シーズンのタイトル争い！
打率と打点が最後の１打席まで決まらない状況！
良い流れで翌週は今季最終戦！
シーズン締め括りも楽しみながら戦おう！

11月半ばだというのに、この日は朝から眩しい太陽が照り付け、気温は20度まで上がり秋晴れの下、汗ばむほどの絶好の野球日和に恵まれた。今シーズンも残り僅かになったが、今季第12戦目のグランドは東京ドーム13個分という都立公園の中でも４番目に広い敷地面積のある光が丘公園。チーム創成期にはホームグランドのように使用していた光が丘公園のグランドに2016年７月31日以来（横浜ウイルス戦…６回裏途中で激しい雨のため降雨コールド試合　１対０で勝利）、約５年３ヶ月ぶりに訪れての試合となった。創成期から在籍しているメンバーにとっては懐かしいグランドでの戦いに気持ちも高ぶっていた。 先発マウンドに登った岡村は初回、先頭打者から三振を奪った後にヒットを打たれるも、すかさず鋭い牽制でランナーをアウトにすると次打者も投手ゴロに打ち取り、僅か６球で三者凡退に抑えた。２回も一死からライトへのエンタイトルツーベースでスコアリングポジションにランナーを置くも、落ち着いて後続を打ち取り得点を許さない上々の立ち上がりだった。ジュピターズは初回、先頭の菊池がヒットで出塁し三塁まで進むも後続が呆気なく倒れて無得点。しかし２回裏、先頭の箕浦が鮮やかにセンター前に弾き返すと、積極果敢に二盗、三盗を成功させる。続く岡村は四球で歩いて二盗成功。無死、二、三塁から伊藤がセンターへタイムリーを放って先制。さらに手塚の犠牲フライで追加点。一死から高橋哲も四球＆二盗で再び二、三塁のチャンスに出欠登録順のため11番打者となった主砲の則が圧巻の２点タイムリーを放ち、この回３安打で４点を奪って試合の主導権を握ったかに思えた。 ところが３回、先頭打者のセンターフライを捕球体勢に入りながらも田辺がまさかの落球。さらにサードの高橋哲、ショートの伊藤と名手にエラーが連鎖してしまい、この回相手打線は僅か１安打ながらも４点を献上してしまいアッと言う間に同点に追いつかれてしまった。さらに４回にはエラーで出してしまったランナーに生還を許して逆転されてしまう。 逆転された直後の４回裏、先頭の田辺が今季２度目の打撃妨害で出塁すると、当然のように二盗、三盗を慣行し、一死から岡村の二塁手と右翼手の間に落ちるヒットでホームを駆け抜け同点に追いついた。さらに５回裏には敵失出塁の平田、ヒットの則がそれぞれ盗塁し一死、二、三塁から仁上の内野ゴロの間に平田が生還して逆転に成功した。 秋晴れの下、初回から快調に投げる岡村は味方の守備のミスで失点したものの、全く危なげないピッチングを披露。ヒットは打たれても決して連打は許さなかった。また無四球ピッチングも続け、本来の７回表を終えた時点で残り時間が30分も余っていたため、そのまま８イニング制に移行。７回表終了時で５対６と１点差で勝ってはいたが、あえて試合を区切らずにそのまま移行することになった。すると７回裏、二死から死球で出塁した手塚を塁に置き、平田がセンターオーバーの二塁打を放ち、手塚は一塁から長駆ホームイン。さらに２つの四球やエラーも重なり追加点を挙げ、菊池の内野ゴロの間にも１点が入り結局４点を奪ってリードを５点差に広げて最後の守りに就いた。 マウンドには当然、岡村が続投。一死からヒットでランナーを出したものの、後続は簡単に打ち取って見事、今季初完投で初勝利、しかも無四球で自責点は０点と素晴らしいピッチングを披露した。先週は仁上がクレバーな投球で完投勝利し、この日は岡村が完投勝利、２試合連続して完投勝利さらに今季初の２試合連続二桁得点でチームも今季初の連勝となった。 これで３週連戦の２試合が終わり、いよいよ来週は2021年シーズンの最終戦。コロナ禍の中で迎えた2021年シーズンもいよいよラストであるが、タイトル争いも熾烈。この試合に３盗塁を決めた田辺が唯一、規定表彰数の15盗塁に達したため２年ぶりの盗塁王をほぼ確実にした。また.750と異常に高い出塁率を残している岡村も２年連続５度目の最高出塁率確定といってもいいだろう。しかし首位打者争いは毎試合トップが入れ替わる激戦で、この試合２安打を放った則が現在トップであるが、僅かな差で岡村が続き、田辺にもチャンスは残されているため最後の試合の最後の打席まで目が離せない状況である。さらに打点王争いも現在11打点で平田、手塚、則の３人が並ぶ激戦となった。打点王の規定表彰数は12打点なので、首位打者同様に打点王も最後の１試合で決着となる。本塁打王は平田と高橋哲が１本塁打を打ったが、規定表彰数まであと２本が必要なので厳しい状況か？前年の2020年は新型コロナの影響により10試合（没収試合の抜かすと実質９試合）しか行えなかったため、最高出塁率以外の４タイトルが該当者なしという残念な結果に終わってしまったので今年はひとつでも多くのタイトルが決まってほしい。チームも２試合連続完投勝利＆二桁得点で今季初の連勝といい流れに乗っている。2021年の締め括りでもある翌週のラストゲーム、最後の最後まで楽しみながら戦おう。

守 備	名前	打席	打数	安打	打点	四球	三振	盗塁	失策	通算 打率	1	2	3	4	5	6	7
4	菊池	4	4	1	1	1	1	2	0	.143	左安	…	三振	…	遊ゴ	…	三ゴ
D	後藤	3	3	0	0	0	1	0	0	.095	三振	…	三ゴ	…	…	三ゴ	…
3	西浦	3	3	0	0	0	0	0	0	.167	遊飛	…	二直	…	…	中飛	…
8	田辺	3	1	0	0	2	0	3	1	.400	三ゴ	…	…	IF	…	四球	…
9	箕浦	3	3	1	0	0	0	2	0	.097	…	中安	…	一飛	…	投ゴ	…
1	岡村	3	2	1	1	1	0	3	0	.462	…	四球	…	右安	…	…	投飛
6	伊藤	3	3	1	1	0	1	2	1	.111	…	中安	…	三振	…	…	一ゴ
D	手塚	3	1	0	1	1	0	0	0	.208	…	中犠	…	遊ゴ	…	…	死球
7	平田	3	3	1	1	0	1	1	0	.227	…	三振	…	…	左失	…	中２
5	高橋哲	3	1	0	0	2	0	2	2	.333	…	四球	…	…	投飛	…	四球
2	則	3	2	2	2	1	0	2	0	.476	…	中安	…	…	左安	…	四球
D	仁上	3	3	0	1	0	0	1	0	.111	…	投ゴ	…	…	一ゴ	…	投失
	合計	37	29	7	8	8	4	18	4	.230	試合時間1時間45分
	※田辺の四球１は打撃妨害出塁（IF＝インターフェア）