残暑に今季２度目の９イニング制！
田辺が復帰するも主軸に欠場者が多数！
今季初の助っ人参加試合！
先制するも直後に逆転許す！
同点に追いつくも直後に勝ち越し許す！
７回に再び同点！しかしまた直後に決勝点を与える！
西浦44打席ぶりのヒットも仁上151球完投も報われず！
わずか１点届かず悔しい敗戦！
チャンスは多かったが残塁15は多すぎ！
練習試合初敗戦で５連勝ならず！
残り試合も少なくなってきた！
ラストまで楽しみながら突き進もう！

三郷で今季第10戦目を戦ってから１週間。９月も中旬になろうとしているが、まだまだ残暑が厳しい中、潮見にて今季２度目の９イニング制。先週はチーム２人目の新型コロナ陽性のため欠場した田辺が元気に復帰したが、この試合は岡村をはじめ、平田、高橋哲とチームの主軸を担うメンバーが相次いで欠場。９イニング制の長丁場の試合は平均年齢が異常に高いメンバーで臨まなくてはならなくなったため、Ｓリーグ第30回大会の優勝チームであるフィッシャーズから２名を助っ人要請。今季初の助っ人参加試合となった。 先週の三郷よりは涼しい風が吹いていたものの、太陽が雲の切れ間から顔を覗かせると強い陽射しが照り付ける中、定刻通りにプレイボール。先攻のジュピターズは二死から千葉選手が内野安打で出塁すると二盗を慣行。続く則の内野ゴロが敵失となり二塁ランナーの千葉選手がホームイン。幸先良く先取点を挙げた。さらに田辺が今季２度目の打撃妨害出塁。手塚も敵失出塁で相手ミスが連続して満塁と絶好の追加点チャンスだったが残念ながら三者残塁のため初回は１点しか奪えなかった。大きな追加点チャンスを潰した直後の１回裏、今季、チーム11戦目にして11試合連続登板となった先発の仁上は先頭打者を打ち取った当たりの内野安打で出塁させると二盗、三盗を許し、さらにバッテリーのスキを突かれて本盗まで許してしまいアッと言う間に同点にされてしまう。さらに二死ながら四球で２人のランナーを出塁させてしまった後、次打者にレフト前に弾き返されてしまう。この打球を左翼手の千葉選手がまさかの後逸。バックアップメンバーとしてチームに合流してからここまで外野守備で何度もピンチを救ってきた千葉選手だったが、痛恨の後逸で２人のランナーだけでなく打者までがホームを踏んで初回４点を失ってしまった。 しかし２回、ジュピターズは伊藤、箕浦と連打で出塁＆盗塁でチャンスを演出。さらに、ここまで昨年の第６戦３打席目から先週の試合まで実に43打席ノーヒットのチーム新記録を更新中だった西浦が44打席ぶり、約１年３ヶ月ぶりにヒットを放って１点を追加。さらに後藤の内野ゴロの間にも１点を加えて１点差まで詰め寄った。３回には助っ人の松野選手がヒットを放つと積極果敢に二盗を決め、続く千葉選手もセンターへ弾き返し、相手野手がもたつく間に松野選手は三塁を蹴ってホームイン。ついに同点に追いついた。ところが直後の３回裏、仁上は先頭打者を四球で歩かせてしまうと続く打者にはレフトオーバーの三塁打を放たれてしまい１点献上。さらに二死まで取った後にタイムリーで２点目を与えてしまい、２点を追いかける形となってしまった。 ３回を終えた時点で４対６。ここまでジュピターズは毎回得点だったが、４回以降は両チームともランナーは出すが決め手に欠き、スコアボードに０が並んだ。岡村欠場のため９イニングを最後まで投げ抜く気持ちでマウンドに登っていた仁上は毎回、ランナーを許しピンチを背負うがギリギリの状態で凌いでいた。４回は先頭打者に左中間を破る長打を浴びるが、体を張って打球を止めた千葉選手はすぐ横にカバーに来ていた田辺にボールを渡し、田辺から中継の伊藤へ。伊藤から三塁を守っていた松野選手に鮮やかにボールが渡って三塁手前でタッチアウト。見事な中継プレーで奮闘する仁上を助けた。５回には無死一、二塁のピンチを迎えるも、二者連続でショートゴロに打ち取り、二者連続して三塁でフォースアウト。さらに三振を奪って凌ぐと、６回も再び無死一、二塁のピンチにも動じず、後続をキッチリと打ち取って決して得点は許さなかった。 一方のジュピターズも４回は二死ながら伊藤がヒットと盗塁でスコアリングポジションまで進むも得点に至らず。５回は西浦、仁上が連続四球で無死一、二塁のチャンスを作るも後続倒れて２者残塁。６回は一死から敵失出塁の則、ヒットの田辺、死球の手塚と全ての塁が埋まり勝ち越す大チャンスだったが、続く菊池がまさかのピッチャーゴロ。これが１−２−３と渡って最悪のダブルプレーでチャンスを逸してしまった。 両チームともチャンスを作るも得点に結びつかない膠着状態が３イニング続いたが７回に試合は動いた。先頭の伊藤がエラー出塁からこの試合３ヶ目の盗塁でチャンスを作ると、続く箕浦が四球、そして西浦がこの試合２本目のヒットで無死満塁。仁上が三振で倒れ一死となるが、続く後藤が押し出し四球を選んで１点追加。吉田選手の内野ゴロでランナーが入れ替わり二死となるが、松野選手も粘りながら押し出し四球で２点目、ようやく４イニングぶりに再び同点に追いついた。 しかし直後の７回裏、すでに120球を超える球数を投げていた仁上は先頭打者に左中間を破られる二塁打を打たれてしまう。次打者はショートゴロに打ち取るも、ランナーが重なったせいか、ここまで何度もピンチを救ってきた伊藤がまさかのエラーで無死一、三塁。それでも仁上は動じずに次打者から三振を奪って一死とするも、続く打者の打球はセンターフライ。田辺が難なくキャッチできる打ち取った平凡なセンターフライながら、これが無情の犠牲フライとなり勝ち越し点を与えてしまった。 ７イニング制の試合ならこれでサヨナラであるが、この日は９イニング制。残り２イニングで１点を追いかけるジュピターズだったが８回は期待の則、田辺、手塚が三者凡退に倒れてしまう。８回裏もヒットでランナーを出した仁上だったが、無得点に抑えて最後の攻撃へ。９回は二死ながら四死球で満塁までチャンスを作るも後藤が倒れて三者残塁でゲームセット。残暑の中で開催された９イニング制練習試合は２時間20分の熱闘の末、１点届かず悔しい敗戦となってしまった。三者凡退に倒れた８回以外は必ずスコアリングポジションにランナーを置いていたにもかかわらず、あと１本が出ずに残塁の山を築き、終わってみれば今季最多の15残塁は多すぎた。最後まで投げ抜いた仁上だったが151球完投も報われず。途中で助っ人の松野選手や秘密（のまま）兵器の菊池に交代も考えていた。捕手も則から助っ人の吉田選手に代える予定もあったが、バッテリー間の良いリズムを崩したくなかったこともあり結局、最後まで引っ張ってしまい負担をかけてしまった。チームも練習試合に入って４連勝していたが、今季初の練習試合敗戦で４年ぶりの５連勝はならなかった。 これで今シーズン11試合目が終了。残り試合も片手で数えられるほど少なくなってきた。ここまで天候に恵まれて、開幕戦以外中止がなく順調に試合が消化できているが、あと何試合できるかは分からない。カウントダウンなのは確かである。このままラストまで楽しみながら突き進もう。

守 備	名前	打席	打数	安打	打点	四球	三振	盗塁	失策	通算 打率	1	2	3	4	5	6	7	8	9
3	吉田(助)	4	4	0	0	0	0	0	0	---	三直	遊飛	…	…	投ゴ	…	投ゴ	…	…
5	松野(助)	4	3	1	1	1	0	1	0	---	遊飛	…	右安	…	二ゴ	…	四球	…	…
7	千葉	4	4	2	1	0	1	1	1	.400	遊安	…	中安	…	…	三振	三ゴ	…	…
2	則	4	4	0	0	0	0	1	0	.156	三失	…	中併	…	…	三失	…	三ゴ	…
8	田辺	4	3	1	0	1	2	0	0	.200	IE	…	三振	…	…	左安	…	三振	…
D	手塚	4	3	0	0	1	0	0	0	.148	遊失	…	…	左飛	…	死球	…	三飛	…
4	菊池	4	3	0	0	1	0	0	0	.231	投飛	…	…	投飛	…	投併	…	…	四球
6	伊藤	4	3	2	0	1	0	3	2	.321	…	中安	…	中安	…	…	一失	…	死球
9	箕浦	4	3	1	0	1	0	1	0	.160	…	左安	…	遊ゴ	…	…	四球	…	一飛
D	西浦	4	3	2	1	1	0	1	0	.111	…	右安	…	…	四球	…	右安	…	三ゴ
1	仁上	4	2	0	0	2	1	0	0	.120	…	投ゴ	…	…	四球	…	三振	…	四球
D	後藤	4	3	0	2	1	0	0	0	.316	…	三ゴ	…	…	投ゴ	…	四球	…	投ゴ
	合計	48	38	9	5	10	4	8	3	.212	試合時間2時間20分
	※田辺の四球１は打撃妨害出塁（IF＝インターフェア）