試合速報 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023年 第7戦 | |||||||||
2023/7/23 | サンケイスポーツセンター | ||||||||
プレ・シーズンゲーム | キャッツ戦 | ||||||||
Team | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | Result | |
ジュピターズ | 7 | 5 | 1 | 0 | 4 | 4 | X | 21 | |
キャッツ | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | X | 3 | |
★勝利 仁上 2勝4敗 ★勝利打点 岡村 ★二塁打 岡村 |
雨天やグランド不良のため3度の順延があったため、Sリーグ最後の大会でもある第31回大会は15年ぶりに7月に試合を行い無事に二巡目を終え、8月末までは恒例の夏場休戦に入った。二巡目を終えた時点で1勝5敗で単独最下位のジュピターズは第六節を戦ってから3週間は休養に充て、ジュピターズとして34度目の夏、最後の夏の練習試合に臨む。前日に関東地方も梅雨明けをし、灼熱の太陽が照り付ける中で最後の夏の陣が開催された。気温30度超え、グランドでの体感温度はさらに高いことが予想され、猛暑を見越して今季初の助っ人参加試合。そして昨年同様、今年もフラワーズ所属の千葉選手がバックアップメンバーとして夏の陣に帯同となった。心強い仲間を得てジュピターズ最後の夏が幕を開けた。 夏の練習試合初戦は雨天中止になった3月末の開幕戦で対戦する予定だったチームとの仕切り直しだったが、相手チームが道に迷ったため15分遅れでプレイボール。すでに何もしなくても汗ばむような暑さの中、初回に先頭の助っ人・渡邊選手が四球で歩き、箕浦の内野ゴロでランナーが入れ替わるが、高橋哲も四球。続く4番の吉田は詰まりながらもセンター前に落ちるヒットで一死満塁のチャンス。ここから岡村と千葉選手が連続押し出し四球で難なく先制すると、二死から助っ人の清水選手がセンター前に弾き返す2点タイムリー。さらに伊藤、田辺、菊池、西浦と4者連続で四球となり初回は2安打8四球で一挙7点を挙げると2回には4者連続四球の後、一死から2者連続四球。さらに手塚の2点タイムリーで5点を追加。相手投手の制球難に付けこみ序盤で早くも二桁得点を挙げて試合の主導権を握ると3回には一死から四球で出塁した田辺が二盗、三盗を決めチャンスを広げる。5月28日のSリーグ第四節のフラワーズ戦で足を負傷し開始数分で退場した田辺は、その後の試合でも足を気にして盗塁を仕掛けることはなかった。負傷から2ヶ月経ち、復活の足攻でチャンスメイク。田辺の復活に西浦が呼応しキレイにセンター前に弾き返して1点を追加した。 試合のたびに自己記録を更新する23試合連続登板の仁上が先発マウンドに。序盤大量リードに守られて初回、2回と危なげなく相手打線を抑えていたが3回、二死から味方守備のミスで2人のランナーを背負い、その後に適時打を浴びて2点を与えてしまい、なおも満塁のピンチは続いたが冷静に内野ゴロに打ち取って大事には至らず。逆に5回のジュピターズは6者連続四球と西浦の内野ゴロの間にも加点し計4点追加。さらに時間的最終回となった6回は先頭の後藤がヒット、一死から箕浦もヒット、さらに足痛コンビによる盗塁でチャンスを演出し、二死から吉田の敵失の間に後藤がホームイン。続く岡村が左中間を破る二塁打を放ち、箕浦、吉田が生還。これで得点は20点に到達。これで終わらず続く千葉選手のセンター前ヒットで岡村が二塁から生還し、この回も4点を挙げた。 真夏の太陽が照り付ける中、ここまで僅か66球の省エネピッチを続けている仁上は最終回、先頭打者を外野フライに打ち取った後、再び味方守備のエラーでランナーを出し二盗を許すが次打者は内野フライで二死。続く打者もセカンドへの内野ゴロながらエラー。二塁ランナーが三塁を蹴ってホームに向かったのを見てカバーした西浦から捕手の高橋哲にボールが渡り、ランナーを三本間で挟むことに成功。高橋哲からサードを守る助っ人・渡邊選手へ、さらにホームカバーに入った仁上にボールが渡るが、仁上がまさかの落球でランナーはホームイン。しかし打ったランナーが三塁を狙っていたのをレフトを守っていた田辺が察し、すかさずサードカバーに入り、仁上から投げられたボールを受けると三塁に滑り込んできたランナーにタッチ。これが間一髪でアウト。最後はドタバタしたがこれでゲームセット。ジュピターズ最後の夏の陣初戦は昨年8月21日、潮見での高田馬場東陽バッツ戦以来となる大量20得点以上を挙げ快勝し、ようやくラストシーズン2勝目を挙げることができた。 結局、この試合は9安打ながら大量23四球をもらい、どのヒットも得点に結びつく効果的なヒットだったこともあり21得点を挙げることができた。投げても相手の早打ちに助けられ仁上が75球で昨年10月以来の完投勝利、しかも自責点0点の快投だった。気温は30℃超えながら時折、風も吹いていた。しかも常に試合の主導権を握ったままだったので、暑さをさほど感じさせない試合だったが夏は始まったばかり。特に今年の夏はフェーン現象の影響もあり猛暑いや酷暑が予想される。この夏はジュピターズとして最後の夏である。暑い夏に熱く燃え尽きる気持ちで最後の夏を乗り切ろう。ジュピターズにとって来年の夏はもう来ないのだから…。 |
守 備 |
名前 | 打席 | 打数 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 失策 | 通算 打率 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
5 | 渡邊(助) | 4 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | --- | 四球 | 四球 | … | 四球 | … | 二飛 |
D | 箕浦 | 4 | 3 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | .400 | 遊ゴ | 四球 | … | 三振 | … | 中安 |
2 | 高橋哲 | 4 | 1 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | .417 | 四球 | 四球 | … | 四球 | … | 中飛 |
D | 吉田 | 4 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .389 | 中安 | 三ゴ | … | 三ゴ | … | 三失 |
8 | 岡村 | 4 | 1 | 1 | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | .357 | 四球 | 四球 | … | … | 四球 | 左2 |
9D | 千葉 | 4 | 1 | 1 | 3 | 3 | 0 | 2 | 0 | 1.000 | 四球 | 四球 | … | … | 四球 | 中安 |
4D | 手塚 | 4 | 3 | 2 | 2 | 1 | 0 | 2 | 1 | .316 | 左飛 | 三安 | … | … | 四球 | 左安 |
D9 | 清水(助) | 4 | 3 | 1 | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 | --- | 中安 | 中飛 | … | … | 四球 | 三ゴ |
6 | 伊藤 | 3 | 1 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | .176 | 四球 | … | 三飛 | … | 四球 | … |
7 | 田辺 | 3 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 2 | 0 | .000 | 四球 | … | 四球 | … | 四球 | … |
D4 | 菊池 | 3 | 2 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 2 | .077 | 四球 | … | 三振 | … | 三振 | … |
3 | 西浦 | 3 | 2 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | .125 | 四球 | … | 中安 | … | 投ゴ | … |
1 | 仁上 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .200 | 三飛 | … | 三振 | … | 三振 | … |
D | 後藤 | 3 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | .333 | … | 四球 | … | 三振 | … | 中安 |
合計 | 50 | 27 | 9 | 20 | 23 | 6 | 9 | 5 | .273 | 試合時間1時間55分 |
名前 | イニング | 打者 | 安打 | 三振 | 四死 | 自責 | 防御率 | 投球数 | |
○ | 仁 上 | 6 | 28 | 3 | 1 | 2 | 0 | 5.30 | 75 |