最高気温10℃！一気に冬！
２度の雨天中止があったため解散ラス前試合！
序盤で二桁得点奪い逃げ切り成功！
仁上がついに30試合連続登板！
岡村とのバッテリーで２試合連続完投勝利！
チームは今季初の連勝でラストに臨む！
次がいよいよジュピターズラストゲーム！
最期まで楽しんで完全燃焼！

朝方から冷たい雨が降り、場所によっては本降り状態のため本当にできるのか半信半疑のままグランドに集まったメンバーも多かった。しかし、三郷に着くと雨は止み、グランドも多少は湿っているものの、逆に砂塵が舞うこともなくかなり良い状態だった。前回、10月１日に今季13戦目を戦ってから２度の雨天中止があったため６週間も間があいてしまったどころか、翌週に最後の試合が決まっているので、これが解散ラス前の試合となってしまった。（もし翌週が雨天中止の場合、この試合がジュピターズ最後の試合になる）つい先日まで11月だというのに季節はずれの夏日を記録していたが、この日の最高気温は10℃と12月並み。秋を通り越して一気に冬がやってきた感もある今季一番の寒さの中ながら、久しぶりの試合ということ、そして解散ラス前の試合ということで集まったナインは寒さも吹き飛ばすように躍動した。 まず初回、先頭の平田から田辺、伊藤と３者連続四球で無死満塁。続く岡村は死球をぶつけられ難なく押し出しで先制。さらに箕浦も押し出し四球、一死から助っ人の清水選手も死球で押し出し。続く手塚の打球は野選を誘って結局、ノーヒットながら４点を与えてもらい幸先良いスタート。２回には先頭の仁上が敵失で二塁に達した後、一死から平田のヒット、田辺が四球で再び満塁とし、この試合３番に入った伊藤が前進守備を嘲笑うかのように内野の頭を超えるタイムリーを放ち１点追加。さらに４番の岡村も連続タイムリーを放つと、５番の箕浦は得点に結びつく敵失。なおも満塁から千葉選手が押し出しとなる死球に続き、助っ人の清水選手が三遊間を抜くタイムリー。このヒットで三塁ランナーの岡村が難なく生還。さらに二塁ランナーの箕浦も激走を見せてホームを駆け抜け、２回は４安打で６点を奪って早くも得点は二桁に到達した。この試合、吉田が法事、高橋哲は家族がインフルエンザ感染のため両者止む無く欠場。規定打席到達のために平田を１番に据えたので不動のクリーンアップトリオが不在となったが伊藤、岡村、箕浦のクリーンアップトリオが見事に期待に応えてくれた。 序盤に大量リードをもらった先発の仁上は2021年11月21日の最終戦B-STARS戦に先発登板してから翌2022年は全試合（15試合）に登板。さらに今年2023年はここまで全試合（14試合）に登板しているため、ついに前人未到の30試合連続登板となった。６週間前は同じ相手に８失点ながら117球を投げて完投勝利をおさめているが初回、いきなり先頭打者に一発を浴びてしまう。さらに２回にも１点を失い２回を終え10対２。 ３回は両チームとも無得点だったが４回、田辺、伊藤が連続四球。さらに田辺は盗塁王確実となる二盗、三盗を決め、二死から箕浦のボテボテの内野安打で田辺はホームを駆け抜け追加点を挙げる。しかし４回も無得点に抑えた仁上だったが５回、３本のヒットを浴びて１失点、６回にも一発を浴びて１失点とジワジワと追い上げられるイヤな展開だった。逆に４回に１点を奪った後のジュピターズ打線は５回は西浦がヒットで出塁。６回には一死から平田が特大の二塁打を放つが、いずれも得点に結びつかず。最終回も先頭の伊藤が死球で出塁、一死から箕浦の再びボテボテ内野安打でチャンスを広げるも後続が倒れ、５回以降はチャンスを作りながらも得点を奪うことはできなかった。 11対４と７点リードのまま最後の守りへ。相手の早打ちにも助けられ、ここまで100球に満たない球数だった仁上だが、さすがに疲れが出たのか最終回は３本の長打を浴びて２点を献上し、なお一死三塁のピンチだったが、最後の力を振り絞り２者連続して内野ゴロに打ち取ってゲームセット。吉田、高橋哲と捕手が欠場のため急遽、岡村がマスクを被って仁上をリードしたが、急造バッテリーとは思えないほど息は合っていた。仁上は最後まで岡村のミットめがけて投げ込み２試合連続完投勝利となった。 序盤の大量得点を守り切って逃げ切り勝利を挙げ、チームとしても今季初の連勝、そして今季初の２試合連続二桁得点勝利となった。これで解散年の今季ようやく５勝目（９敗）となり、チーム創設年の1990年シーズンの年間最低勝利数４勝を上回ることができた。そして、いよいよ次の試合で1990年から34年間続いたジュピターズのラストゲームである。次の試合の終了と同時に解散を迎えることになる。すでに最後のシーズンの勝ち越しは無理ではあるが、とにかく最後の最後まで悔いの残らないよう楽しんでプレーしてもらいたい。34年前の1989年の秋、ジュピターズが結成した時に掲げたスローガン「楽しみながら勝つ」は永遠不変である。そのスローガンのもと翌1990年から戦い続けてきた。そして結成から34年後、ラストイヤーの今年2023年のスローガン「最期まで楽しんで完全燃焼！」これを実践して華々しくラストを迎えよう。

守 備	名前	打席	打数	安打	打点	四球	三振	盗塁	失策	通算 打率	1	2	3	4	5	6	7
5	平田	4	3	2	0	1	0	2	0	.435	四球	中安	…	遊ゴ	…	左２	…
8	田辺	4	1	0	0	3	0	3	0	.167	四球	四球	…	四球	…	二飛	…
6	伊藤	4	1	1	1	3	0	1	0	.290	四球	中安	…	四球	…	…	死球
2	岡村	4	3	1	2	1	0	0	0	.333	死球	左安	…	遊ゴ	…	…	投飛
9	箕浦	4	3	2	2	1	0	0	0	.400	四球	遊失	…	遊安	…	…	三安
7	千葉	4	3	0	1	1	1	0	0	.111	三振	死球	…	三ゴ	…	…	投ゴ
4	清水(助)	4	3	1	3	1	0	0	0	---	死球	左安	…	…	三ゴ	…	左飛
D	手塚	3	3	0	0	0	1	0	0	.273	野選	遊ゴ	…	…	三振	…	…
3	西浦	3	3	1	0	0	1	0	1	.226	三振	三ゴ	…	…	中安	…	…
D	菊池	3	3	0	0	0	1	0	0	.212	三ゴ	…	三振	…	二飛	…	…
1	仁上	3	3	0	0	0	0	0	0	.074	…	三失	投ゴ	…	…	投ゴ	…
D	後藤	3	3	0	0	0	0	0	0	.208	…	一飛	遊飛	…	…	一飛	…
	合計	43	32	8	9	11	4	6	1	.273	試合時間1時間50分